日米相互理解のリーダーを育てるフルブライト奨学生募集&説明会

 フルブライト奨学金事業等を実施している日米教育委員会は、日本人を対象とした2012年度フルブライト奨学生募集について発表した。

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 フルブライト奨学金事業等を実施している日米教育委員会は、日本人を対象とした2012年度フルブライト奨学生募集について発表した。

 同奨学金は、給付奨学金で返済義務はない。往復渡航費、生活費、授業料など基本的に全額が支給されるほか、家賃、着後雑費、別送荷物、同伴家族に対する補助手当てを含む。さらに、疾病・傷害をカバ-するフルブライトグル-プ保険(本人のみ)が含まれる。ただし、給付内容は、両国政府から委員会に交付される資金の額、あるいは応募者個々の他の財源等を考慮に入れて調整されることがある。なお、フルブライト奨学金は他の奨学金と重複して受給することはできない。他の奨学金が費用の一部(例えば授業料のみ)を支給する場合には併せて受給することもできるが、それに応じてフルブライト奨学金は減額調整される。

 2012年度に募集される奨学金プログラムは、大学院留学(学術系学位)プログラム、大学院留学(専門職学位)プログラム、大学院博士論文研究プログラム、研究員プログラム、ジャーナリスト・プログラムの5種類。4月よりオンライン申込みの受付が開始され」、締め切りは5月31日となっている。

 奨学金の対象となる学術分野は、米国および日本、さらにはグローバル社会に関連した人文・社会科学分野および、それと直接関連した学際的な分野。特に「米国の研究」「環太平洋地域の政治・経済関係」「現代社会の諸問題」「グローバル社会の課題」「教育」の領域の研究を奨励するという。

 フルブライト奨学金制度は、奨学生が各自の専門分野の研究を進めるための財政的援助を行うとともに、日米の相互理解に貢献できるリーダーを養成することを目的としている。奨学生は各自の研究を行うと同時に、米国の歴史・文化に関するコースを受講し、また出来る限り広く大学やその地域の活動に参加するよう、また帰国後は職業分野等を通して、日米関係の向上に貢献することが期待されるという。半世紀以上に渡って、多くの日本人がフルブライト奨学金を得て米国に学び、日米相互理解に貢献する各界のリーダーを輩出している。

 なお、フルブライト奨学金説明会が東京と大阪で開催される。参加にあたっての事前申込みは不要。

◆フルブライト奨学金説明会
[東京]日米教育委員会会議室
3月16日(水)16:00〜17:00
4月11日(月)16:00〜17:00
5月13日(金)16:00〜17:00
[大阪]大阪国際会議場
4月22日(金)16:00〜17:00

《前田 有香》

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