東京電力の計画停電、3/26よりグループ細分化して再編成

計画停電を継続中の東京電力(清水正孝社長)は、26日から1都8県の5グループをさらに細分化して、停電対象を明確にする。利用者の停電対象を正確に知りたいという要望に応える。

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【地震】計画停電を始める東京電力 (13日22時・千代田区) 撮影=中島みなみ
  • 【地震】計画停電を始める東京電力 (13日22時・千代田区) 撮影=中島みなみ
計画停電を継続中の東京電力(清水正孝社長)は、26日から1都8県の5グループをさらに細分化して、停電対象を明確にする。利用者の停電対象を正確に知りたいという要望に応える。

計画停電は14日から始まった。1グループを停電させた場合に抑制される電力は約500万kW。個々の世帯数の需要の大きさによって世帯数は一定しないが、1グループで約300万世帯が停電対象となる。

ただ、実際に運用する場合は、機械的にグループすべてを停電させるわけではない。電力消費の勢いによって300万世帯すべてを対象にして送電を止めるか、あるいはグループ内(300万世帯)の一部を止めるかという調整をする。

利用者側からすると、その調整がどこの地域で行われているかわからない。停電すると知らされたが、停電にならなかったという苦情が増える要因となっていた。

そこで、東電はすでに決まっている第1から第5グループまでの5つのグループを、エリア内の超高圧変電所別に細分化して、どこが停電するかが利用者にわかるように発表する。

詳細は25日正午頃の発表。実施は26日土曜日から。

例えば、これまで第1グループを実施するとだけしか発表されなかったが、これからは「第1グループの1から5の約100万世帯」という形で発表される。

春の計画停電では、今後、電力供給力が増強される一方で、暖かくなって電力消費が減少する。計画停電を実施したとしても、グループ全体を停電させることが少なくなるため、東電はグループ内を細分化して利用者に、少しでもわかりやすく改善することにした。

グループ内の一部を停電させても、停電世帯が偏らないように、グループ内でも停電を持ち回りするようにローテーションを組む。

【計画停電】グループ細分化して再編成 26日から

《中島みなみ@レスポンス》

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