東工大、計画停電の長期化に備え土曜・祝日も授業

 東京工業大学は4月4日、計画停電の長期化による影響を見越し、平成23年度の前学期は一部の学科・専攻で土曜日と祝日にも授業や補講を行うと発表した。

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 東京工業大学は4月4日、計画停電の長期化による影響を見越し、平成23年度の前学期は一部の学科・専攻で土曜日と祝日にも授業や補講を行うと発表した。

 同大学では震災の影響により4月4日に予定されていた入学式を中止したものの、前期の授業日程は予定どおり4月6日〜7月28日とすると3月29日付で発表。同大学に設置した東日本大震災対策本部の消費電力削減指針により、室内照明は半減し、空調の使用は禁止して授業を行うとしていた。

 計画停電が長期化すれば7月後半以降に予定している授業は空調なしで実施することになる。今回の措置は、学生の身体的・精神的な負担を軽減するため、土曜や祝日にも授業を行うことで授業日程を前倒しに進めたい考えによるものだ。ゴールデンウィーク中と5月〜7月の土曜日にも他の曜日の授業や補講を行い、期末試験を7月11日〜8月8日の間で実施するとしている。

 同大学では、今回の日程変更はやむを得ない緊急避難的な措置であるとし、学生らへ理解を求めるとしている。
《田崎 恭子》

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