大学のいまをルポとデータで検証するMOOK本「危ない大学」

 洋泉社は、「危ない大学―最高学府の耐えられない軽さ」(A5判ムック・208ページ)を5月16日に発行した。

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 洋泉社は、「危ない大学―最高学府の耐えられない軽さ」(A5判ムック・208ページ)を5月16日に発行した。

 大学の経営危機が叫ばれて久しい昨今、同書では「いまどきの大学」事情をルポとデータで検証しながら、求められる大学や、これからの大学の役割について考えていく。

 「分数ができない、漢字が読めない学生は当たり前!?」「友だちのつくり方から教え就活の志望動機を添削するいまどきの大学って何だ?」など、教育関係者やジャーナリストらが、さまざまな角度から「大学のいま」についてレポートするほか、データ編では「少子化に逆行して増え続ける大学」「私立大学の4割が定員割れ」、「定員7割に満たない危険信号大学60校」など、「全入時代」といわれる大学を統計データをもとに検証している。

◆危ない大学―最高学府の耐えられない軽さ
定価:本体1,200円+税
ISBN:9784862487131
【目次】
[INTRODUCTION]
あるFランク(偏差値測定不能)大学教授の告白
分数ができないのは当たり前?AO・推薦乱発ウラ事情
[PART1 崖っぷち大学のいま]
・消える薬学部、壊れる医学部 偏差値35でも薬剤師に!16大学の地域枠が定員割れに!!
・「教授会」という名の伏魔殿 人事権も握る既得権益集団が教育を滅ぼす!/井上久男
・いまどきの大学考 あえて文科系=役立たずの汚名を着て/大月隆寛
[PART2 潰れる大学、生き残る大学]
・友だちのつくり方から教え、就活の志望動機を添削するいまどきの「面倒見のいい大学」って何だ?/山内太地
・大学中退、今ここにある危機 ふつうの学生が、ごく些細な理由で辞めるワケ/山本繁
・大学の入学案内に偽りあり!? 騙されたくないあなたのための大学情報の読み方/小林哲夫
[偏差値・ブランド力に頼らない大学選び]
・この大学の「教育力」がすごい!/友野伸一郎
[PART3 全入時代の大学選び]
・早慶はかつての早慶にあらず めざせ! 就職の府 いま「新就職氷河期」に大学がなすべきこと
 スペシャルインタビュー▽海老原嗣生(ニッチモ代表、リクルートエージェントフェロー)
・重要なのはトライアル&エラー! 「研究」が高校生に響かないという誤解 大学とのミスマッチを起さないために
 スペシャルインタビュー▽倉部史記(早稲田塾SOHKEN主任研究員)
・このままでは1割が消滅する! 脱「旧帝大」が大学を救う「全入時代」の大学はどうあるべきなのか?
 スペシャルインタビュー▽諸星裕(桜美林大学大学院教授)
[PART4 データで見る「全入時代」の大学]
〈I 基礎編〉
・都道府県別に見る、日本の大学と大学生の現在
・少子化に逆行して増え続ける大学
・上昇する大学進学率、低下する大学生の学力
〈II 実態篇〉
・私立大学の4割が定員割れ!
・定員7割に満たない危険信号大学60校!定員5割に満たないカウントダウン大学13校! !
・一般入試入学者が5割以下に! 推薦・AO枠で学生確保に奔走する私立大学
・大学を評価する“ものさし":学生と教員の比率、図書館の貸出状況
・新・就職氷河期! 大卒無業者は今後さらに増えるのか?
・大学院重点化が生んだ?高学歴ワーキングプア
・生き残り策としての「国際化」:優秀な留学生を確保せよ
・学問の沙汰もカネ次第!?:それでも大学に行く? 行かせる?
《田崎 恭子》

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