凸版印刷、学芸大と教育CSRに関する共同研究を開始

 凸版印刷は6月7日、東京学芸大学と企業参加型の教育支援プログラムの共同研究における契約を締結したと発表。6月中旬より本格的な共同研究をスタートする。

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 凸版印刷は6月7日、東京学芸大学と企業参加型の教育支援プログラムの共同研究における契約を締結したと発表。6月中旬より本格的な共同研究をスタートする。

 近年、自社のコンテンツや技術などを活用し、学校への出前授業プログラムなどを実施する教育CSR活動に取り組む企業が増えている中、その内容が必ずしも学校側の授業方針に合致しないことや、授業を実施する企業側の人材の教育リテラシー不足などの問題点があげられているという。また企業側としては、提供先の学校を独自で開拓しなければならず、その負荷も課題となっているという。

 こうした背景をふまえ、凸版印刷では東京学芸大学と共同で、出前授業をはじめとする企業参加型の教育支援プログラムのあり方についての調査・研究を開始する。同社の持つCSRコンサルティングや企画・制作に関するノウハウと、東京学芸大学の持つ学校ネットワークや学習指導要領に沿った教育ノウハウを融合させた実践的な調査を通じ、成功モデルをもとにした授業パッケージカリキュラムの開発をしていくという。

 また、企業と実施学校のマッチング機能の開発や、デジタル教科書・教材の現場実証にも取り組みながら、全国の企業・団体と小・中・高等学校との出会いの場となる教育CSR実践プラットフォーム「こども未来クラブ」を構築し、事業化を目指していくとしている。

 同社ではこの共同研究により、子どもたちの社会への関心を高め、「生きる力」の育成へとつなげていきたいとしている。
《田崎 恭子》

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