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NECと東北大、データ保持に電力が不要な電子回路を開発

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 日本電気(NEC)と東北大学は13日、CPU内で使用される電子回路(CAM:連想メモリプロセッサ)において、世界で初めて、既存回路と同等の“高速動作”と、処理中に電源を切ってもデータを回路上に保持できる“不揮発動作”を、両立する技術を開発・実証したと発表した。

 CAM(Content Addressable Memory)は、メモリと比較回路が一体となった高速なデータ検索回路。回路部品としてCAMを用いることでCPUを高速動作させることが可能となる。本技術では、磁性体に対して垂直な磁化をもつ「垂直磁壁素子」を利用することで、CAMの電源を切ってもそのままの状態で回路上に保持することを実現した。電子が持つ性質であるマイナス電荷や微細な磁石であるスピンを利用したスピントロニクス論理集積回路技術の1つとなる。

 現在の機器は、完全に電源を切ると起動に時間が必要な場合が多く、待機時は内部回路が通電状態となっており、機器の増加にともなう、待機電力の増大が懸念されている。本技術を適用したCAMは、すでに実現している不揮発化を行ったメモリ等と組み合わせることで、電子機器のCPUや記憶装置など機器全体の不揮発化につながり、待機電力がゼロで、瞬時に利用可能な電子機器の実現に寄与すると期待されている。

NECと東北大、データ保持に電力が不要な電子回路を開発…待機電力ゼロ機器を視野

《冨岡晶@RBB TODAY》

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