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3畳でここまでできた…イケアが京都で日本の住まいを提案

生活・健康

イケア・ジャパンCEOのミカエル・パルムクイスト氏
  • イケア・ジャパンCEOのミカエル・パルムクイスト氏
  • CEO自ら値下げを発表
  • 8月1日は「やっぱり家の日」。この日から世界中で新しいカタログを配布
  • 3畳エキシビションを担当した、スウェーデン人デザイナーEmma LangeとSigrid Kjell
  • 東寺境内で開催中の「3畳エキシビション」
  • 背景には国宝で京都のシンボルでもある五重塔が見える
  • 小学校に入りたての活発な男の子も笑顔。げんきあふれるキッズルーム
  • このゾウもイケアの製品
 イケア・ジャパンは7月28日、真言宗総本山 教王護国寺 東寺(京都府京都市南区)にて、「ビジネス戦略、IKEAカタログ ローンチ」プレスカンファレンスを開催した。あわせて、同じく東寺を会場に、「3畳エキシビション」(7月28日~8月3日)を開始した。

◆イケアのビジネス戦略

 イケア・ジャパンはスウェーデン発ホームファニシング企業で、現在、39か国で300店舗以上を展開する。年間売上げは2.9兆円、顧客数は6億2,600万人に上る。業績好調の理由としてイケア・ジャパンCEOのミカエル・パルムクイスト氏は「イケアは質のよい商品を低価格で提供することにフォーカスしてきた」と説明する。また、これにこだわる理由として「人間にとって世界中でもっとも大切な場所は家であり、家は人生そのものと考えている」とし、「より多くのかたに、より快適な生活をしてもらう手助けをしていきたい」と語った。

 イケア・ジャパンは国内では現在、IKEA 船橋、IKEA 港北、IKEA 新三郷、IKEA 神戸、IKEA 鶴浜の5店舗を展開するが、1号店の船橋を開店してから5年が経過した。この間、日本人の住まい事情やニーズ、夢などを学び、とりわけ「住空間の狭さがいかに問題であるか」を学んだという。こうした経験を踏まえ、「日本人がより快適に過ごせるよう、より生活に密着したソリューションを提供していく」という。

 また、パルムクイスト氏は成長のためにフォーカスすることとして次の5点をあげた。

(1)多くのインスピレーションを感じて持ち帰ってもらいたい
(2)さらなる新店舗の開発
(3)販売価格の引き下げ
(4)再生可能エネルギーへの取り組み
(5)従業員教育

 (1)については船橋、港北を皮切りに、すべての店舗を改装。(2)については国内6号店の「IKEA 福岡新宮」を2012年に開店させ、開店時期は未定としながらも東京のJR立川駅前に用地を確保したことを紹介。(4)についてはまずは福岡の新店舗で太陽光発電、地中熱の利用を進めていくという。

◆2012 IKEAカタログをローンチ

 (3)については、「2012 IKEAカタログ」のローンチとあわせて説明された。カタログはイケアが制定した「や(8)っぱり家(1)の日」の8月1日に、世界中で配布開始される。カタログは39か国で31言語、59版発行され、総発行部数は2億部以上。日本語版は昨年より多い、約900万部を配布する予定だ。カタログ発行にあわせ、約500アイテムを値下げ。一例としてイケアの人気商品である「ポエング アームチェア」を従来の7,900円から、4,990円に値下げすることを、CEO自ら発表した。

 「京都は日本を象徴する場所。そこでエキシビションを開催することで、イケアが日本の文化、歴史と出会うことを感じとってもらいたい」と、パルムクイスト氏はしめくくった。

◆狭い空間の可能性を提案

 インテリアデザイナーの竹川倫恵子氏は、日本の大人の住空間は平均15~20平米、子どもに至っては9平米であるという調査データを紹介し、「新カタログでは、狭いスペースでどう夢をかなえるか、何ができるかを提案している」と説明する。

 また、「3畳エキシビション」では、「狭い空間でもこんなことができる!ということを見ていただきたい」とし、店舗でも例のない3畳の狭いスペースに、スウェーデンの二人のインテリアデザイナーが挑戦し、ファミリー、カップル、シングルとさまざまなライフスタイルに向けた12のルームコンセプトを提案していることを紹介した。

◆3畳エキシビション

 東寺の境内で開催中の「3畳エキシビション」では、「小学校に入りたての活発な男の子も笑顔。げんきあふれるキッズルーム」「女の子がみんな喜ぶ、あこがれと夢がつまった子ども部屋」「ハッピーファミリーのコンパクトなダイニングルームが実現」「クオリティを感じるジャパニーズモダンなコーディネート」「パリで学んだ女性をモデルにしたエレガントな寝室」をはじめ、子ども、家族、夫婦、独身女性・男性などさまざまなライフスタイルに向けた住空間の提案がなされている。

 「その部屋にはどんな人が暮らしているのかをイメージしながらデザインをした」とのことだが、子ども部屋では引き出しにおもちゃがしのばせてあったり、クローゼットを開けると洋服が掛かっていたり、パリで学んだ女性の寝室には口紅のついたカフェオレボウルがさりげなく置いてあったりと、住人の息づかいが感じられるような演出が随所に見られる。いずれの部屋も低価格で実現しており、「このスペースでこの価格なら私にもできそう」と感じる方も多いのではないだろうか。

 「3畳エキシビション」は7月28日(木)~8月3日(水)の8時30分~17時(28日のみ15時~)、真言宗総本山 東寺(京都府京都市南区九条町1番地)にて開催。入場料は無料となっている。
《田村麻里子》

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