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大学の教育改革、ボランティア活動や英語授業などに増加傾向

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GPA制度を導入している大学
  • GPA制度を導入している大学
  • ボランティア活動を取り入れた授業科目の開設状況
  • 「英語による授業」のみで卒業(修了)できる学部(研究科)
  • 高等学校での履修状況への配慮
 文部科学省は8月25日、平成21年度の各大学における教育内容等の改革状況についての調査結果をホームページに公開した。

 同調査は、大学における教育内容・方法の改善等の実施状況について定期的な調査を行い、広く情報提供するとともに各大学のより積極的な教育内容等の改善への取組を促すことを目的としている。調査の対象は国公私立735大学で、全大学に対し調査票を送付して回収、集計した。実施時期は平成22年12月〜平成23年1月、回答率は100%。

 調査結果は、「人材養成の目的と教育方針の明確化」「教育内容の改善」「教育方法の改善」「授業の質を高めるための具体的な取組状況」「『開かれた大学』への取組状況」「大学の国際化に向けた取組状況」「自己点検・評価、教員の教育面の業績評価と 情報の積極的な提供」「その他」の8つの大項目に分けられ、それぞれのテーマごとにさまざまな取組への実施状況をまとめている。

 授業の質を高めるための具体的な取組状況として、現在米国において一般に行われている成績評価方法である「GPA制度」について調べた結果では、学部段階において導入している大学は360大学(49%)、研究科段階において導入しているのは159大学(27%)となり、いずれも前年度調査よりも3〜4ポイント増加している。

 教育内容の改善の項目では、カリキュラム編成上の配慮としてボランティア活動を取り上げている。学部段階においてボランティア活動を取り入れた授業科目を開設している大学は322大学(44%)、ボランティアに関する講義科目を実施している大学は292大学(40%)で、いずれも増加している。

 また、大学の国際化に関する外国語教育の改革に関する取組では、「英語による授業」のみで卒業・修了できる学部・学科について調べており、その数は8大学9学部(前年度7大学8学部)、研究科は81大学155研究科(同73大学139研究科)といずれも増加傾向にある。

 さらに、教育方法の改善の項目では高等学校との接続に関する取組について調査している。学部段階において高等学校における履修状況への配慮を実施する大学は増加傾向にあり、487大学で67%(前年度473大学、65%)だった。主な配慮の内容は、補習授業の実施が274大学(高等学校での履修状況への配慮を行う大学の56%)、既修組・未修組に分けた授業の実施が119大学(同24%)、学力別クラス分けの実施が303大学(同62%)などとなっている。
《前田 有香》

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