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世界初、うつ病が数値化できるDNAのパターンを発見…広島大研究グループ

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「うつ病診断の有力バイオマーカー候補を発見」(広島大)
  • 「うつ病診断の有力バイオマーカー候補を発見」(広島大)
  • DNA Methylation Profiles of the Brain-Derived Neurotrophic Factor (BDNF) Gene as a Potent Diagnostic Biomarker in Major Depression(PLoS ONE)
 広島大学大学院医歯薬学総合研究科の山脇成人教授、森信繁准教授らの研究グループは31日、うつ病の数値化ができる血液中のDNAのパターンを世界に先駆けて発見したと公表した。本成果は同日、米科学誌プロスワンのWEBサイトに掲載された。

 同グループの発表によると、脳内に多く神経細胞の成長を促すのが特徴のタンパク質「脳由来神経栄養因子(BDNF)遺伝子」プロモーターのメチル化に着目。日本人38人(投薬のないうつ病患者20人・健常者18人)から血液を採取した結果、うつ患者20人だけに特有のパターンが見つかったという。なお同大学は2日前の29日、文部科学省が本年度から5年間かけて取り組む国家機関研究開発推進時事業のうつ病研究拠点となったばかりだ。

 現在うつ病の診断には、DSM-IV-TR(米精神医学会)やWHO-ICD10(WHO国際疾病分類)を用いた医学面接による診断分類システムが主流となっている。客観的指標として、保険適用にもなる各種検査ツールが運用されている。今回はこれらに加え、血糖値などと同じように血液検査によって、うつ状態のレベルや投薬と併せた症状の経過を医学的に数値化することで、病理面からも追えるようになる可能性を示唆するものとなるだろう。
《クレメンティア・コモンズ》

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