トヨタ車の急加速問題「欠陥は見当たらなかった」

 トヨタ車の意図しない急加速により事故が起きたとして、米国でトヨタに対して複数の訴訟が提起されている。このうち、最初の裁判の訴えが、却下されていたことが分かった。

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トヨタ車の意図しない急加速により事故が起きたとして、米国でトヨタに対して複数の訴訟が提起されている。このうち、最初の裁判の訴えが、却下されていたことが分かった。

これは9月29日、米国カリフォルニア州サンタアナの連邦地方裁判所が明らかにしたもの。同裁判所は、2010年にユタ州でトヨタ車を運転中、事故死した遺族からの訴えを却下すると発表したのだ。

この裁判は2013年に審理が始まる予定で、一連のトヨタ車の急加速問題を巡る最初の裁判として注目されていた。同裁判所のジェームズ・セルナ判事は、訴えを却下した理由として、「カリフォルニア州で審理する条件を満たしておらず、ユタ州で提起すべき訴訟」と説明している。

トヨタ車の意図しない急加速問題に関しては、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)が2011年2月、約10か月に及ぶ調査の結果を発表。「電子制御システムに急加速を引き起こすような欠陥は見当たらなかった」と結論付けている。

トヨタ車の急加速問題、米裁判所が訴えを却下

《森脇稔@レスポンス》

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