進研ゼミ高校講座、スキャナ&PCで課題提出…エプソンのNetPostioを採用

 エプソン販売は4月5日、スキャナとネットワークを活用する同社のASPサービス「NetPostio」が、ベネッセコーポレーションの通信教育「進研ゼミ中学講座」に続き、今年4月より「進研ゼミ高校講座」にも導入されたと発表した。

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 エプソン販売は4月5日、スキャナとネットワークを活用する同社のASPサービス「NetPostio」が、ベネッセコーポレーションの通信教育「進研ゼミ中学講座」に続き、今年4月より「進研ゼミ高校講座」にも導入されたと発表した。

 NetPostioは、ファックスや郵送にかわる新しい紙の送付手段として有効なクラウドサービス。「カラリオ」シリーズなどのエプソン製インクジェット複合機やスキャナと、Windowsパソコン、インターネット環境があれば、瞬時に紙面の情報を相手先に送ることができる。

 エプソンとベネッセコーポレーションでは、2007年よりインターネットを使った添削課題の提出・返却の効率化の実証実験を開始しており、モニター会員を対象にサービスを試験的に提供したところ、「ポストへ出しに行く手間が省ける」「いつでも自宅から提出できる」と好評を得たという。

 2010年3月から、「進研ゼミ中学講座」において「ネット提出」サービスがスタート。ネット提出では、Windowsパソコンで会員サイトに接続し、画面の案内に従ってスキャナに答案用紙をセットし、ボタンを押すだけで手軽に送信作業が行える。

 添削後の答案の返却もデータで行われるため、従来の郵送による提出では、提出から返却まで約10日かかっていたところが、ネット提出では3〜4日に短縮された。

 また、クライアント側のアプリケーションが答案のチェックや補正を行うため、ファックス送信で見られるような送信ミス(表裏の逆、傾きなど)も防げるという。なお、インターネット経由で提出される答案データは、通信経路では暗号化されて送られ、先方のサーバへ受け渡しが済むと削除される仕組みとなっているという。
《田崎 恭子》

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