笹子トンネル事故を受け、地方道トンネル12本緊急点検

国土交通省は5日、崩落事故が起きた中央道笹子トンネルと同じ吊り天井方式の地方道トンネル11ヵ所12本すべてで、近接目視のほか打音、触診による国と同等の緊急点検を実施済みであるか、近く実施予定であると発表した。

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トンネル構造のイメージ
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国土交通省は5日、崩落事故が起きた中央道笹子トンネルと同じ吊り天井方式の地方道トンネル11ヵ所12本すべてで、近接目視のほか打音、触診による国と同等の緊急点検を実施済みであるか、近く実施予定であると発表した。

対象となる道路は、補助国道、都道府県道、市町村道などで、国と同等の緊急点検を実施済みなのは、みちのく有料道路のみちのくトンネル(青森県)、国道122号の日足トンネル(栃木県)、遠阪トンネル有料道路の遠阪トンネル(兵庫県)、西神戸有料道路の第2布引トンネル下り線(同)、国道197号の夜昼トンネル(愛媛県)の計5本。

このうち愛媛の夜昼トンネル(築41年)では、点検の結果、60ヵ所で軽度の異常を確認したため、年内にボルト締め付けと吊り金具補強を行う。直ちに落下するおそれはないという。

残る7本についても、笹子トンネルの事故後に県や道路公社による点検を実施済みで、いずれも異常はなかったという。

これにより、高速道路40本、国直轄国道9本計49本とあわせ、道路法上の道路での同型トンネルはすべて把握、点検することになる。

【笹子トンネル事故】地方道トンネル12本も緊急点検

《編集部@レスポンス》

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