都教委「就学前教育カリキュラム活用ハンドブック」を作成、保育・教育の質向上を目指す

 東京都教育委員会は4月11日、「就学前教育カリキュラム」の具体的な活用方法を掲載した、「就学前教育カリキュラム活用ハンドブック」の作成と配布について発表した。保育計画や保護者との連携など、保育関係者にとって毎日の保育に役立つ内容となっている。

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就学前教育カリキュラム活用ハンドブック(表紙)
  • 就学前教育カリキュラム活用ハンドブック(表紙)
  • 生きる力の育成を「軸」に据えた 子供の発達や学びの連続性を踏まえた保育・教育の充実
  • 生きる力の基礎
  • 個人における活用(一部)
 東京都教育委員会は4月11日、「就学前教育カリキュラム」の具体的な活用方法を掲載した、「就学前教育カリキュラム活用ハンドブック」の作成と配布について発表した。保育計画や保護者との連携など、保育関係者にとって毎日の保育に役立つ内容となっている。

 都教委では、2008年5月に策定した「東京都教育ビジョン(第2次)」において、「小学校との連続性を踏まえた就学前教育の充実」を重点施策として、就学前教育の充実に向けた取組みを進め、2011年3月「就学前教育カリキュラム」を発行している。

 同カリキュラムでは、就学前に身に付けるべき「生きる力の基礎」を、確かな学力につながる「学びの芽生え」、豊かな人間性につながる「人とのかかわり」、健康・体力につながる「生活習慣・運動」と捉えている。

 この「生きる力の基礎」を乳幼児期の子どもに培うため、発達や学びの連続性を考慮しながら0~5歳児の発達に応じて確実に経験させたい内容を明らかにして、具体的な指導例、活用方法を例示した「就学前教育カリキュラム活用ハンドブック」を作成。75,000部を、都内の幼稚園、保育所、公立小学校および関係機関等に配布した。

 都教委では、本ハンドブックを通して保育関係者等が「就学前教育カリキュラム」についての理解を一層深めることで、子どもの発達や学びの連続性を考慮した保育・教育を目指すという。

 なお、同ハンドブックは、東京都教育委員会のホームページから、PDFファイルで公開されており、全頁ダウンロードすることができる。
《楠原 恵子》

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