高校生が考える、人や社会を幸せにする「デザセン2013」のアイデア募集中

 高校生の視点で社会や暮らしの問題・課題を見つけ、その解決方法を提案する全国高等学校デザイン選手権(通称・デザセン)の参加者を募集している。応募は7 月3日までで、審査を通過すると10月に東北芸術工科大学で開催される決勝大会に出場できる。

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20回目の開催になるデザセン
  • 20回目の開催になるデザセン
  • 昨年の優勝校のプレゼンテーションの様子
  • 昨年の様子
  • 昨年の様子
 高校生の視点で社会や暮らしの問題・課題を見つけ、その解決方法を提案する全国高等学校デザイン選手権(通称・デザセン)の参加者を募集している。応募は7 月3日までで、審査を通過すると10月に東北芸術工科大学で開催される決勝大会に出場できる。

 デザセンは、東北芸術工科大学が1994年から「明日の社会を見つめ、明日の世界を創造する」をテーマに行われ、今回で20回目の開催。昨年は全国934チームから、高校生ならではのアイデアが集まった。

 参加するには、同じ学校に通う2人か3人のチームを作る。日常の生活や周囲の人が抱える問題など、現状を調べて解決方法を考えていく。思いついたアイデアは企画書に分かりやすくまとめる。

 企画書は1次審査、2次審査が行われ、12チームに絞られる。10月に行われる決勝大会では、自分たちの企画を7分間プレゼンテーションする。デザセンでは、自分の考えを相手に伝え、問題や価値を共有するために、プレゼンテーションも大切なデザインの1つと考えられ、審査に考慮されている。

 昨年の優勝校の伊東高校城ケ崎分校の「レシート日記」は、レシートの下に罫線を設けることを提案。買ったときのエピソードや気持ちを書き込むことで、当時の思い出が金額とともに残せ、新しい形の日記になるという。そのほか、競争型の家庭菜園サイトや食べ物の栄養バランスが分かる「栄養貯金箱」など、発想力豊かなアイデアが発表され会場を沸かした。

 応募は、ホームページから用紙をダウンロードして申し込む。

◆デザセン2013
テーマ:高校生の視点で社会や暮らしのなかから問題・課題を見つけ、その解決方法を分かりやすく提案する。
応募資格:同じ高校に通う2~3人で1チームとし、1チーム1提案で応募する。
1次審査:ホームページから応募用紙、企画書を出力し、すべての欄に記入。
締め切り:7月3日(水)
2次審査:1次審査に通過すると、提案の内容をパネルに分かりやすく平面で表現する。文章、イラスト、図表、写真など表現方法は自由。
締め切り:8月28日(水)
決勝大会:二次審査を通過した12チームが10月27日(日)、東北芸術工科大学で行われる決勝大会でプレゼンテーションを行う。チーム3人と引率者1人の交通費、宿泊費は大会事務局が負担。さらに、プレゼンテーションの準備費用として1チーム2万円を助成する。
《田中志実》

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