広島県、全公立中学校理科教員を対象とした授業力アップ研修を実施

 広島県、広島市および福山市の教育委員会は、理科教員の指導力向上を目的に、県内の全公立中学校理科教員約500名を対象に授業力アップ研修を実施すると発表した。

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広島県・授業力アップ研修(参考画像)
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 広島県、広島市および福山市の教育委員会は、理科教員の指導力向上を目的に、県内の全公立中学校理科教員約500名を対象に授業力アップ研修を実施すると発表した。

 今回の中学校学習指導要領では、科学技術の土台となる理数教育の充実が求められている。しかし、平成24年度の全国学力・学習状況調査によると、広島県では中学校理科が全国平均を下回るといった課題が明らかになったという。

 広島県では、理科教員の指導力の向上および理科教育の充実を図るため、広島県および広島市、福山市教育委員会が初めて共催して、平成25年度から2年間で県内の全公立中学校理科教員約500名を対象とした授業力アップ研修を実施する。今年度は約半数が研修に参加しているという。

 研修は年3回の予定。第1回を6月4日に実施し、理科の教員として子どもたちに何を伝え、教えるのか。もう一度原点に立ち返るために、的川泰宣JAXA名誉教授を招聘し、講義を行った。第2回は9月6日に実施、東海大学の小林俊行教授による模擬授業などを予定している。第3回(期日未定)は、西部・芸北ブロック(2会場)、東部・北部ブロック、広島市ブロック(2会場)、福山市ブロックの6つに分かれて実施。「研究授業」「問題解決の過程を踏まえた授業実践校交流」「これからの中学校理科教育に期待すること」などの研修内容を予定している。
《水野こずえ》

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