児童虐待の検挙数は前年比10%減…父親による加害が減少

 警察庁は9月17日、平成25年上半期の児童虐待検挙状況を発表した。平成24年上半期と比べ、児童虐待事件の検挙件数は10.9%減の221件、被害児童数は11.1%減の224人となった。

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児童虐待事件の検挙件数
  • 児童虐待事件の検挙件数
  • 検挙事件に係る被害児童数
  • 罪種別の検挙件数
  • 加害者と被害者との関係別検挙状況
 警察庁は9月17日、平成25年上半期の児童虐待検挙状況を発表した。平成24年上半期と比べ、児童虐待事件の検挙件数は10.9%減の221件、被害児童数は11.1%減の224人となった。

 児童虐待事件の検挙件数221件のうち、もっとも多いのは「身体的虐待」157件(構成比:71%)、次いで「性的虐待」49件(22.2%)、「心理的虐待」8件(3.6%)、「怠慢または拒否」7件(3.2%)が続いた。

 罪種別にみると、もっとも多いのは「傷害」93件(構成比:42.1%)、次いで「暴行」47件(21.3%)、「児童福祉法違反」23件(10.4%)、「殺人」14件(6.3%)などが続いた。

 加害者と被害者との関係をみると、もっとも多いのは「実父」75件(構成比:33.0%)、次いで「実母」58件(25.6%)、「養・継父」40件(17.6%)、「内縁の父」30件(13.2%)などが続いた。父親等(実父や養・継父、内縁の父など)が71.8%、母親等(実母や養・継母、内縁の母など)が28.2%を占めた。平成24年上半期と比べ、父親等が19.7%減少する一方、母親等が23.1%増加した。
《工藤めぐみ》

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