楽しみながらモラルやルールを学ぶ、投稿型サービス「Yahoo!きっずボイス」

 Yahoo!きっずの新サービス「Yahoo!きっずボイス」が、9月19日にスタートした。子どもたちが自分の知っていることや考え、作品を“ボイス”として、テキストや画像で発表する場を、Web上で提供する。

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Yahoo!きっずボイス
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 Yahoo!きっずの新サービス「Yahoo!きっずボイス」が、9月19日にスタートした。子どもたちが自分の知っていることや考え、作品を“ボイス”として、テキストや画像で発表する場を、Web上で提供する。

 子どもたちは、その時々に出題されるテーマに沿って、ボイスを発信する。投稿の際には、インターネット利用のモラルやルールテストが行われ、それをクリアすれば審査に進むことができ、審査を通ったボイスだけが公開されることになる。

 ボイスにはコメント機能などはなく、個人ではなく“みんなに向けて発表”することが特徴だ。投稿は「法的」「一般的なルール」「子どもが使い、学び、リテラシーを身につける」という観点から審査される。なお審査基準については、研究者や教育関係者などからなる「子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)」の協力のもとで定めているという。

 サービス提供の背景を、Yahoo!きっずの磯野奈緒美氏は「インターネットやデバイスが普及し、子どもたちにも身近になり、使いやすくなっています。子どもたちは使い方はすぐに習得しますが、モラルやマナーが身についていないこともあるので、楽しみながらルールやモラルが学べるサービスとして、ボイスを企画しました。」と説明する。

 Yahoo!きっずは小学校でも調べもの学習などに活用されており、「小学生の約7割が利用しています」とYahoo!きっずで技術を担当する内山智文氏は言う。授業中には検索の利用が多く、検索キーワードの上位には、その時々に小学生が学習している単元に関する用語が上がってくるそうだ。一方で放課後や自宅での利用では、「きっず投票」や「クイズ」といった参加型コンテンツが人気で、「子どもたちが発信したい欲求に応えるサービスを作りたい」(内山氏)との思いが込められている。

 磯野氏は「これからの時期であれば、紅葉の状況を写真とセットで投稿してもらうなど、地域性のあるテーマも面白いと思います。」と期待する。

 Yahoo!きっずでは、ボイスが「作る・発表する」「探す・見つける」「楽しい・ワクワクする」の子どもの利用サイクルに繋がっていくことを目指すのだという。

 現在、「夏休みの思い出2013」「身近な点字を探してみよう」「給食っていったらアレだよね」「みんなのおすすめ動物園」「なりきりグルメリポーター! ~手作りおやつ編~」「だじゃれナンバーワン決定戦」のテーマが出題されている。
《田村麻里子》

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