ドコモの知育コンテンツ「dキッズ」、創造性をはぐくむ次世代のキャンバスに

 スマートフォンやタブレットが普及する昨今、端末を使った子ども向けの知育コンテンツが拡がりつつある。その中の一つ、NTTドコモが運営する「dキッズ」は、ぬり絵や絵本、図鑑などを月額390円で学びながら楽しめるコンテンツとなっている。

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 スマートフォンやタブレットが普及する昨今、端末を使った子ども向けの知育コンテンツが拡がりつつある。その中の一つ、NTTドコモが運営する「dキッズ」は、ぬり絵や絵本、図鑑などを月額390円で学びながら楽しめるコンテンツとなっているが、子どもたちの教育にどう生かすのだろうか。

 「アミューズメント性の高いコンテンツを提供するだけでなく、生活に密着した役立つコンテンツが重要」と語るのは、NTTドコモの執行役員ライフサポートビジネス推進部長の中山俊樹氏。「モノを二次元だけでなく三次元で捉える力が備われば、ものづくりや芸術に対する感覚や物体の見方や感じ方にも大きな影響が生まれるのではないでしょうか?」と言う中山氏は、“親子の新しい遊び方”と、親子のコミュニケーション手段としても有用だとしている。

 「dキッズ」は、知育コンテンツで実績のあるベネッセや小学館、タカラトミーなどの提供を受けており、時間制限機能やチャイルドロック機能など、子どもだけの利用も安心のコンテンツ。紙に書いたものをデジタルで動かす「3Dぬりえ」など、子どもたちが楽しく学べるのが、知育コンテンツの魅力だ。中山氏は「大画面のタブレットでのびのびとコンテンツを遊んでいただきたい。“デジタルネイティブ”である子どもたちにとっては、紙の上で表現できなかったことが、タブレット上で表現でき、創造性を育む次世代のキャンバスになる」と、力を込める。

 現在、対象年齢は0~9歳までで、6歳前後が対象のコンテンツが最も充実している「dキッズ」だが、「毎月70~80本ずつ増やして、お子様を飽きさせない新たなコンテンツの試みをしていきたい。来年度からは、小学生向けの学習教材も追加していく予定」と中山氏。学校などの教育現場でも、パソコンの授業実施やデジタル化された教材を用いるなど、教育スタイルが変化しており、中山氏は「幼児・児童向けの「dキッズ」だけでなく、高校生までの年代別に、どのこようなコンテンツを広げていくべきかを考えていきたい」と、今後の展望を語った。

知育コンテンツ・ドコモ「dキッズ」をどう生かすか---担当役員・中山俊樹氏に聞く

《渡邊晃子@RBB TODAY》

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