ビジネスで成功するための英会話をオンラインで…ビズメイツ

 オンライン英会話サービス「Bizmates」は、単にビジネス英会話を学ぶのではなく、ビジネスパートナーとして信頼関係を築くために必要なコミュニケーションスキルを学べる日本人のためのプログラムの提供をめざし支持を広げてきた。

教育ICT その他
ビズメイツはオンライン英会話サービスの「ブランドの信頼度」部門賞を受賞
  • ビズメイツはオンライン英会話サービスの「ブランドの信頼度」部門賞を受賞
  • ビジネスで成果をあげるために必要な要素
  • ビズメイツ代表取締役社長の鈴木伸明氏
  • ビズメイツ取締役最高品質責任者の伊藤日加氏
--講師の採用基準や教育についてお聞かせください。

伊藤氏:一番はビジネス経験です。Bizmatesには2つのレッスンパターンがあります。1つは「アシストレッスン」といって、仕事で困ったことがあった場合、講師からアドバイスがもらえるレッスンです。たとえば、英語のメールをチェックしてもらうとか、プレゼンの練習をさせてもらうとか、今まさに困っていることを手伝ってもらうサービスです。

 もう1つは、少し長いスパンで、ステップバイステップで学ぶという、Bizmatesのオリジナルのプログラムです。

 どちらもビジネスに特化しているものなので、講師はビジネス経験を最優先して採用します。そのうえでティーチングスキルが必要です。講師には、コーポレートトレーナとしての経験者も多いです。

 さらに、プログラムに含まれている先ほどの5つのポイント、英語力、コミュニケーションスキル、リーダーシップ、ダイバーシティ、パーソナリティを兼ね備えている方を探しています。

鈴木氏:選考は書類、面接とも2段階のステップを踏みます。第1面接はフィリピン人の役員が行います。フィリピンで優秀な経歴をもっていて、フィリピンの国の事情に精通している彼女との面接で、フィルターがかかります。

 さらに実践スキルをみるためにデモレッスンをして、厳選採用します。現地役員と現地の講師を管理するマネージャーとの面接、Bizmatesのメソッドでいかにうまく教えられるかというトレーニング期間を経て、最後に伊藤に対してデモレッスンを行って、基準を満たしていれば正式採用という手順を踏んでいます。

--12月に開始した朝レッスンの反響はいかがですか。

鈴木氏:もともと、朝レッスンのニーズはあるとは思っていましたが、夏に実施した顧客アンケートでも希望が多かったので、ビジネスパーソンが受けたいと思われる時間帯の6~9時にレッスンを提供することにしました。始めてみたところ、土日祝日の9~12時のレッスンも含めると、全体の20%以上が朝の受講です。

--レッスンは毎回同じ講師で受けられるのでしょうか。

伊藤氏:受講生が毎回講師を選べます。特定の講師から受けている方も、いろいろな講師を選ぶ方もいらっしゃいます。講師のプロフィールをウェブサイトで公開していますので、そのバックグラウンドを見て選ぶことができます。毎回講師が変わっても、メソッドは共通ですし、レッスンを継続して受けることができます。

鈴木氏:受講生にはレッスン後に毎回、講師のティーチングスキル、プロフェッショナル性、インターネットコネクションの3つについて、各5段階の評価をしてもらっています。1と2がついた場合は、受講生のフィードバックを参考に改善するようにしています。

--新サービスの計画はありますか。

鈴木氏:2014年は、法人向けの研修に導入していただくためのアクションをしていきたいと考えています。

--ありがとうございました。

 日本人のビジネスパーソン向けというピンポイントのターゲット、フィリピンからのオンラインの英会話指導による低価格化、教材やシステムの独自開発と、Bizmatesには従来のスクールにはないユニークなコンセプトがある。だからこそ、1年という短い期間でそのブランドが広く知られ、信頼を獲得できたのではないだろうか。

 イードは、2013年10月17日~10月24日、英会話スクールに通っている、あるいはオンライン英会話サービスを受講しているビジネスパーソンおよび大学生を対象に、顧客満足度調査を実施し「イード・アワード2013 英会話スクール」を2013年11月に発表した。Bizmatesはオンライン英会話サービスの「ブランドの信頼度」部門賞を獲得した。
《鈴木良子》

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