東京都の学校裏サイト、不適切な書き込みが4か月ぶりに増加

 東京都教育委員会は3月14日、学校裏サイトについて、平成26年2月の監視結果を公表した。検出された不適切な書込みは705件にのぼり、4か月ぶりに増加したことが明らかになった。

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不適切な書込みに占める各校種の割合
  • 不適切な書込みに占める各校種の割合
  • 不適切な書込みのリスクレベル別内訳
  • 不適切な書込みの内訳
 東京都教育委員会は3月14日、学校裏サイトについて、平成26年2月の監視結果を公表した。検出された不適切な書込みは705件にのぼり、4か月ぶりに増加したことが明らかになった。

 都教委は、公立学校全校を対象とした学校裏サイトの監視を2009年6月18日より開始。毎月、監視結果の報告書をまとめ、都内の学校や教育委員会への情報提供している。

 巡回監視実施校数727校のうち、学校裏サイトが検出された学校数は、166校(小学校5校、中学校103校、高校57校、特別支援学校1校)。検出された不適切な書込み705件のうち、もっとも多いのは「自身の個人情報を公開」の609件で、86.4%を占めた。次いで「虐待・暴力被害、飲酒・喫煙などの不適切行為」82件、「他人の個人情報を公開」9件、「誹謗中傷」5件で、「違法・犯罪行為」「家出」「自殺・自傷」は0件だった。

 検出された不適切な書込みは、平成25年10月より3か月連続で減少していたが、2月に入って増加し、4か月ぶりに増加に転じた。
《工藤めぐみ》

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