小5男児は肥満、女児は痩身が多い…厚労省調べ

 小学5年生の体型について、「太りぎみ・肥満」の割合は男児の方が25.0%と高く、「やせぎみ・やせすぎ」の割合は女児の方が28.9%と高いことが、厚生労働省が3月27日に発表した「第11回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)の概況」より明らかになった。

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性別にみた体型(肥満度)の割合
  • 性別にみた体型(肥満度)の割合
  • 間食の種類別にみた子どもの体型別の摂取状況(男児)
  • 間食の種類別にみた子どもの体型別の摂取状況(女児)
  • 日常生活の悩み(肥満と普通の比較)
 小学5年生の体型について、「太りぎみ・肥満」の割合は男児の方が25.0%と高く、「やせぎみ・やせすぎ」の割合は女児の方が28.9%と高いことが、厚生労働省が3月27日に発表した「第11回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)の概況」より明らかになった。

 同調査は、平成13(2001)年1月10日~1月17日および7月10日~7月17日の間に生まれた子を対象に、36,059人に調査票を配布し、32,913人の回答を得た。調査項目は、母の就業状況や同居者の状況、きょうだいの状況、身長・体重、間食の状況など。対象児の年齢は11歳(小学5年生)。21世紀の初年に生まれた子の実態を長年にわたって追跡することで、少子化対策などに繋げるのが目的。

 子どもの体型(肥満度)について、男児は「普通」54.0%、「太りぎみ」12.7%、「やせぎみ」12.5%、「肥満」12.4%、「やせすぎ」1.7%の順に多い。女児は「普通」51.3%、「やせぎみ」24.1%、「太りぎみ」8.4%、「肥満」5.6%、「やせすぎ」4.8%の順に多い。「太りぎみ・肥満」の割合は男児の方が25.0%と高く、「やせぎみ・やせすぎ」の割合は女児の方が28.9%と高い。

 また、間食の摂取頻度の傾向を「肥満」と「普通」で比べると、男女ともに大きな差はみられない。

 子どもの日常生活で気になることや悩みのうち、体型に関連する3項目(「身体を動かして遊ぶことが少ない」「食生活に関すること(バランス、量、好き嫌い等)」「成長の度合いが気になる」)を「肥満」と「普通」で比べると、男女ともに「肥満」の方が多い。特に男児の「成長の度合いが気になる」以外ではその差は大きい。
《工藤めぐみ》

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