【高校野球】春のセンバツ2014 7日目結果と8日目のみどころ

 3月21日に開幕した第86回選抜高校野球大会、7日目となった28日は2回戦3試合が行われた。試合結果と大会8日目(29日)の見どころをまとめた。

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 3月21日に開幕した第86回選抜高校野球大会、7日目となった28日は2回戦3試合が行われた。試合結果と大会8日目(29日)の見どころをまとめた。

【第1試合】池田(徳島)1-4豊川(愛知)
 1回戦では共に逆転勝ちを収めた両校の戦いは豊川に軍配が上がった。動きがあったのは2回豊川の攻撃、2死ランナーなしの場面で8番・田中への四球からだ。続く9番・島はレフト前安打で2死一二塁とすると、1番・中村が右中間を大きく抜け、適時三塁打で2点を先取。なおも続く攻撃で2番・杉浦の三塁手の頭を越えるレフト左への適時二塁打、3番・氷見の打った打球はライト前への適時打となり、4者連続安打でこの回一挙4点をあげ突き放し、初出場でベスト8入りを果たした。

 池田は1死の場面で代打・林が一塁線を破る二塁打で反撃を開始、9番・上徳の時に三盗をみせると、上徳のショートゴロで1点を返したが力及ばず、2回戦敗退となった。

【第2試合】白鴎大足利(栃木)1-8沖縄尚学(沖縄)
 1回戦で報徳学園に完封勝ちを収めた山城投手擁する沖縄尚学が苦しい戦いの中、細かく加点し振り返れば7点差で圧勝の形。相手の好投に我慢の野球となるが6回に少ないチャンスをものにし1点を加え勝ち越すと、続く7回に2死の場面で相手のエラーで2点を追加、3番・西平のライト越えとなる適時三塁打で得点を重ねた。8回にも3点を加え、勝利の女神が沖縄尚学に微笑んだ。

 白鴎大足利・比嘉投手は2回から5回まで走者を1人も出さない好投でチームを後押しするも、3回を除くすべての回に走者を出しながら後が続かず、初回の1点のみとなった。

【第3試合】智弁学園(奈良)4-5佐野日大高(栃木)
 延長戦にもつれ込む熱戦が繰り広げられた佐野日大高・田嶋と智弁学園・岡本との対決は田嶋に軍配が上がった。1対1と両者一歩も譲らず迎えた4回裏佐野日大高の攻撃、エラーもからみ1死二三塁の場面で7番・小泉がレフト前適時打で勝ち越すと、続く8番・田村は右中間を大きく破る2点適時打で4対1とした。

 智弁学園は6回に相手のミスを突く攻撃で1点を返すと、8回にも5者連続安打で4対4としゲームを振り出しに。延長10回には智弁学園が1死二塁の好機を岡本の走塁ミスで生かすことができず、流れを佐野日大高が掴むと、無死満塁のピンチを2者連続三振で迎えたこの試合2安打の7番・小泉が三遊間を抜ける適時打で竹村を還しサヨナラ勝ちを収めた。

 大会8日目となる29日は第1試合に逆転勝ちで2回戦へ駒を進めた関東第一(東京)と延長15回の熱戦を制した明徳義塾(高知)が対戦する。第2試合、2安打完封を見せた広島新庄、1回戦を全員安打で勝ち抜いた打撃チーム・桐生第一でどちらに軍配が上がるか目が離せない。第3試合では打撃を武器とする両チームは1回戦で16点をあげた龍谷大平安と強豪・横浜を下した八戸学院光星との対戦となる。
《田邊良恵》

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