東大が2015年度に導入する4ターム制とは…学部で異なる区切り

 東京大学が2015年度より導入する4学期制の内容が明らかになった。法学部など5学部は長期の冬季休業期間を設け、医学部など理系5学部は長期の夏季休業期間を特色とする学事暦で、海外留学などがしやすくなる。

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 東京大学が2015年度より導入する4ターム制の内容が明らかになった。法学部など5学部は長期の冬季休業期間を設け、医学部など理系5学部は長期の夏季休業期間を特色とする学事暦で、海外留学などがしやすくなる。

 4ターム制(4学期制)は、現行の2学期制に比べ、授業期間の単位が細かく区分されるため、学生の履修の自由度が高まる。また、週複数回授業などのさまざまな教育方法を併せて実施することで、短期間でしっかりと学ぶことができる。さらに、長期の夏季・冬季休業期間を設けることで、海外への短期留学などさまざまな体験活動がしやすくなるという。

 法学部と文学部、経済学部、教養学部(理系の学科を含む)、教育学部の5学部は、4~5月、6~7月、9~10月、11~12月の4タームで、1~3月は長期の冬季休業期間を設ける。医学部と工学部、理学部、農学部、薬学部の理系5学部は、4~5月、9~10月、11~12月、1~2月の4タームで、6~8月に長期の夏季休業期間を設けるのが特徴。

 東京大学は、2013年7月に「学部教育の総合的改革に関する実施方針」を決定した。4ターム制の導入を含む教育改革が秋季入学への重要な一歩となり得るとしている。
《工藤めぐみ》

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