【中受を終えて 4】志望校は筑駒と麻布、受験日のシミュレーション

 志望校を筑駒と麻布に決め、徐々に受験の感覚を高めていくために栄東、市川、渋渋(第2回)も受験することにしました。1月10日の栄東から2月3日の筑駒まで、各受験日の準備や対策などについて共有させていただきたいと思います。

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写真はイメージです。本文とは関係ありません
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 家族で予防接種するのはもちろんですが、我が家ではインフルエンザにかかりにくい効果があると謳われたドリンクタイプのヨーグルトを、家族みんなで飲用しました。流行期の電車車内には、「家族のために飲む」という中吊り広告が並んでいました。

 そのほか、首からぶら下げてウイルス対策をするものや、据え置き型でウイルス対策をするものなどを購入しました。首からぶら下げるタイプのものは、12月頃から塾でも何人かの生徒に見られるようになりました。

◆受験当日

 1月10日の栄東受験当日の朝、個別指導塾の先生に電話をし、最終チェックをしていただきました。SAPIXからは、塾名が入ったバッジをつけて入校するように指示を受けていました。これは、目印を目当てに塾生に激励の言葉をかけるためですが、我が家はバッジをつけませんでした。いつも指導を受けている先生ならまだしも、面識のない先生からのありきたりの言葉がけにより、折角の最終チェックを忘れてしまうかもしれない、と思ったからでした。

 試験中は、学校の近隣にあるファミリーレストランで、社会や理科の確認事項のチェックなどを夫婦で手分けしながら、試験の終了を待ちました。そのファミリーレストランは、子どもの受験を待つ保護者で満席でした。

 市川では、受験の前日に個別指導塾の先生からアドバイスをいただき、ホテルに持ち込んでいなかった世界地理の資料を取りに、急遽自宅へ戻りました。個別指導塾からは、複数の生徒が受験しましたから、先生自らホテルに宿泊され、前日の夜の指導と当日の朝6時前から脳を覚ます「起動授業」を受けました。ホテルから試験会場までは、個別指導塾の先生に張り付きながら、最終チェックを受けました。

 試験中は、私は2月1日に受験する麻布、2月2日に受験する渋渋の出願に向かい、妻はホテルで待機をしました。

 2日1日入試の麻布では、受験前日の夜と当日の朝の「起動授業」を受けました。当日は、学校に近づくにつれ、マスコミの取材、新聞社の号外や塾のチラシを配る方、各塾の先生方など100人以上の人々の列が学校の中までつながっていました。その中を、ほかの生徒とともに個別指導塾の先生に張り付きながら、最終チェックを受けました。

 試験中は、ホテルで朝食をとったり、3日間受験が続く息子のために、疲労を回復するための酸素吸入スプレーを買いに行ったりしていました。

 2月2日の渋渋の入試は、日曜日であったことと、雨の予報が出ていたことが影響し、車での送迎が多く見られました。試験中は、息子の肩と背中が張っていたため、マッサージの予約をしたり、個別指導塾の先生と直前指導の相談をしたりしていました。

 連日の受験が初めてだったため、受験後はマッサージに連れて行きました。個別指導塾からは、体調によって指導するかどうかを決めましょうということでしたが、悔いが残らないようにがんばりたいという息子の気持ちを尊重し、その後、個別指導塾へ息子を送り、最終チェックをしていただきました。

 最後の入試となった2月3日の筑駒は、月曜日にも関わらず、正門の前に多くの人だかりができていました。筑駒は、集合時間や入室時間が細かく設定されており、それより早く学校へ着いてしまった場合には、寒空の下で待たなくてはなりません。送りの車内で個別指導塾の先生から電話で最終チェックを受けて、集合時間近くになってから、バッジをつけずに入校しました。

 夫婦で朝食を食べた後、11時に渋渋の発表を確認しました。結果は合格でした。筑駒受験後は、この日で受験が終わったことを家族で喜びながら昼食をいただき、麻布へと向かいました。麻布では14時30分頃に掲示があり、合格をいただきました。あとは筑駒の結果を待つのみとなりました。
《逢沢峻》

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