東京都教委、理数フロンティア校100校の「実践事例集」公表

 東京都教育委員会は4月22日、平成25年度理数フロンティア校の「実践事例集」をホームページに掲載した。小中学校計100校の取組み事例と成果が71ページにわたって紹介されている。

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 東京都教育委員会は4月22日、平成25年度理数フロンティア校の「実践事例集」をホームページに掲載した。小中学校計100校の取組み事例と成果が71ページにわたって紹介されている。

 東京都教育委員会では、理数教育の振興に向けた施策の1つとして、平成25年度より「理数フロンティア校」を小中学校に設置。小学校50校と中学校50校の計100校、指定期間は2年間としている。

 理数フロンティア校が取り組む内容は、「効果的な教材・指導方法の開発」や、年間1回以上の「理数教育地区公開講座」「域内の教員を対象とした研修」、年間2回以上の「理科の指導に関わる教員を対象とした研修」など。「効果的な教材・指導方法の開発」は、小学校9校と中学校17校の計26校が取り組んだ。各学校の取組みが一覧表にまとめられている。

 港区立青南小学校では、「自然から学びくらしに生かす理科学習」をテーマに、5年生の「天気の変化」において、たらいに煙を入れて回転させ、台風の目や台風の立体感を実感できるようにした教材を開発。学習の流れを共通理解した結果、児童に問題解決的な学習の進め方を習慣化させることができたという。

 また、武蔵野市立第三中学校では、「理科教育におけるICTを活用した授業改善を通して、各教科のICTを活用した授業改善を推進する」をテーマに、ICT機器を有効に活用した指導方法を研究。身近な自然現象や自然界に存在する法則性について、多数の映像や図・写真等をICT機器を使いながら生徒に示すことで、生徒の理解を深めることができたという。
《工藤めぐみ》

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