チェックシートでいじめの早期発見を…政府広報オンライン

 内閣府政府広報室が運営する政府広報オンラインでは、いじめ問題に関する特集を掲載。いじめのサイン発見シートがダウンロードできるほか、保護者に向けた著名人のメッセージ動画、学校生活に応じた月ごとの特徴などの情報を発信している。

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政府広報オンライン「いじめ問題」
  • 政府広報オンライン「いじめ問題」
  • いじめのサイン発見シート(一部)
  • いじめの気づきアドバイス(一部)
 内閣府政府広報室が運営する政府広報オンラインでは、いじめ問題に関する特集を掲載。いじめのサイン発見シートがダウンロードできるほか、保護者に向けた著名人のメッセージ動画、学校生活に応じた月ごとの特徴などの情報を発信している。

 この特集は平成26年2月より掲載されており、「子どもは言わない『いじめ』のこと。家庭での子どもの変化に気づくことが大切」と、早期発見を呼びかけている。学校生活の月ごとの特徴を教えてくれる「いじめの気づきアドバイス」によると、5月はクラスにも授業にも慣れ、人間関係がはっきりしてくる時期であり、それにつれていじめが増え始める傾向があるという。

 日常生活のさまざまな場面に現れる小さな変化を確認するためには、いじめのサイン発見シートが活用できる。「朝(登校前)」「夕(下校後)」「夜(就寝前)」「夜間(就寝後)」の4つのカテゴリーに分かれ、複数のチェック項目と項目ごとの解説を掲載。また、いじめられる側だけでなく、いじめる側になっていないかのチェック項目も用意されている。

 チェックシートを活用した保護者の意見も紹介されており、「子どもの日々の変化を見逃さないようにしようと強く思った」「子どもがいじめられていたときの様子にあてはまる項目が多数あった」といったものがあった。

 シートでは、もしかしてと思うことがあった場合、「子どもにとって良き相談相手になってあげること」「問いつめたり、結論を急いだりしないようにすること」などのアドバイスを保護者にしているほか、家族だけで悩まずに学校への相談や「24時間いじめ相談ダイヤル」をすすめている。この発見シートを監修した森田洋司氏は、解説動画にて「このシートをきっかけに子どもを見つめて欲しい」と述べている。
《黄金崎綾乃》

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