丸善など、大学向け電子図書館サービスを提供開始…学術書籍1万2000タイトルを用意

 丸善と京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は、2014年6月より、大学図書館向け電子図書館サービスの提供を開始すると発表した。インターネット環境に依存しないダウンロード方式で配信されるため、オフライン中でも利用可能となる。

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 丸善と京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は、2014年6月より、大学図書館向け電子図書館サービスの提供を開始すると発表した。

 今回のプロジェクトでは、KMSIが複数大学で電子学術書配信に採用されている「BookLooper」を電子図書館配信プラットフォームとして提供。丸善は電子書籍閲覧サービス「Maruzen eBook Library」に登録された1万2,000タイトルについて順次出版社より許諾を得て「BookLooper」で提供し、今後新刊書配信も含めたコンテンツの拡充を図る。

 本サービスは、8大学(慶應義塾大学、大阪大学、神戸大学、東京大学、名古屋大学、奈良先端科学技術大学院大学、福井大学、立命館大学)合同の「大学図書館電子学術書共同利用実験」に提供されたもの。利用者は「BookLooper」の本棚で電子図書館から貸し出された書籍や講義資料、所有している電子教科書などを一元管理することができる。

 「BookLooper」は、メモ・マーカー・全文検索などの学習支援機能をはじめ電子書籍のDRMや決済機能を備え、再貸出時に継続してIDと紐づくメモ・マーカーの履歴が利用できるほか、学術認証フェデレーション(学認)に対応する。

 また、インターネット環境に依存しないダウンロード方式で配信されるため、オフライン中でも利用可能。PC・iPad・iPhone・Android端末に対応し、時・場所を選ばない閲覧環境を提供する。
《水野こずえ》

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