英語だけで過ごす「英語村」事業スタート、大阪府寝屋川市

 英語を学ぶ意欲や能力を育てようと、大阪府寝屋川市は平成26年度から、英語村(英語力向上プラン)事業を開始した。対象は、小学5年生と中学生。英語だけでコミュニケーションを図る「英語村」を開設し、外国人英語講師らが児童・生徒に英語で積極的にかかわっている。

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 英語を学ぶ意欲や能力を育てようと、大阪府寝屋川市は平成26年度から、英語村(英語力向上プラン)事業を開始した。対象は、小学5年生と中学生。英語だけでコミュニケーションを図る「英語村」を開設し、外国人英語講師らが児童・生徒に英語で積極的にかかわっている。

 同市は平成17年度、「国際コミュニケーション科」という名称の外国語活動を小学1年生から導入。小学生の英語活動を積極的に進めている。

 英語村は、日ごろの英語学習の成果を生かす場として開設。原則として日本語を使わず、英語のみでコミュニケーション活動を行うことを通して、実践力や意欲を高め、英語力向上にもつなげたい考えだ。平成26年度予算には、英語村事業として364万円を計上。外国人英語講師も2人から6人へ増員した。

 会場は、寝屋川市教育研修センター。市内の全24小学校の5年生全員を対象に、各校1回ずつ、午前9時半から午後2時半まで開催する。初日となった5月29日には、寝屋川市立桜小学校の5年生が参加。午前中はアルファベットの名札を手作りし、昼休みには外国人英語講師らと一緒にお弁当を食べて交流。午後からは、「国際コミュニケーション科」の授業、外国人英語講師による母国紹介などを通して英語に親しんだ。

 中学生の「英語村」は、希望者を対象に同センターで毎週水曜日の午後4時から午後5時に実施。夏、冬、春の長期休業中も開設することになっている。

 同市教委では「子どもたちが英語を必然的に使う場を設けることで、英語が通じる喜びを体験し、意欲や学力の向上につながれば」と、成果に期待を寄せている。
《奥山直美》

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