東北地方の医学部新設、東北薬科大や宮城県などが構想を申請

 文部科学省は5月30日、東北地方における医学部設置に係る構想応募の状況について、速報を発表した。医学部新設の構想を申請したのは、国際復興記念大学設立準備室(福島県)、東北薬科大学(宮城県)、宮城県の3件。

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 文部科学省は5月30日、東北地方における医学部設置に係る構想応募の状況について、速報を発表した。医学部新設の構想を申請したのは、国際復興記念大学設立準備室(福島県)、東北薬科大学(宮城県)、宮城県の3件。

 この構想は、平成25年12月の「東北地方における医学部設置認可に関する基本方針」に基づき、東北地方において1校に限り医学部新設を行うというもの。通常の設置認可手続きの前に、5月30日まで医学部設置の希望者からの医学部新設構想を受け付けていた。

 申請の概要によると、医療施設などを有する南東北グループの国際復興記念大学設立準備室は「国際復興記念大学(仮称)」を福島県郡山市に、東北薬科大学は「東北医科薬科大学(東北薬科大学から改称予定)」を宮城県仙台市に、宮城県は「宮城県立医科大学(仮称)」または「宮城大学医学部医学科(仮称)」を宮城県栗原市に設置を予定。いずれも平成28年4月を開設予定時期として、構想を申請している。

 同省では、今後有識者会議での検討を踏まえ、基本方針で示した条件などに適合し、もっとも趣旨にかない、実現可能性のある構想を1件選定するという。設置認可申請などの手続きは選定後となる。
《黄金崎綾乃》

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