高校生向け電子商取引授業「楽天IT学校」実施校を21都県25校に拡大

 楽天は6月17日、高校生向け電子商取引授業「楽天IT学校」の実施校を21都県25校に拡大し、2014年度の授業を開始したと発表した。楽天スタッフ、「楽天市場」出展者などが講師をつとめ、実践的な電子商取引を学ぶ機会を提供する。

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 楽天は6月17日、高校生向け電子商取引授業「楽天IT学校」の実施校を21都県25校に拡大し、2014年度の授業を開始したと発表した。楽天スタッフ、「楽天市場」出展者などが講師をつとめ、実践的な電子商取引を学ぶ機会を提供する。

 「楽天IT学校」は、インターネット・ショッピングモール「楽天市場」の店舗運営ノウハウを高校生向けににアレンジした電子商取引授業。約1年にわたり実施する出張授業で、楽天スタッフのほか地元の「楽天市場」出店者、「楽天トラベル」登録施設も講師をつとめ、ネットにおける販売まで実践する。

  また、最終的に全国の「楽天市場」出店者が一堂に会する「楽天IT学校甲子園」内で「楽天IT学校」を開講している全高校参加によるプレゼン大会を実施し、実際にネットショップを運営する出店者の評価を得る機会を設定。高校生間の電子商取引に関する知識等の習得状況やプレゼン方法などの成長レベルの共有も図っている。

 楽天は、将来的に「楽天IT学校」を全国47都道府県にて一斉に実施することを目指しており、今年度は協力店舗・施設が大幅に拡大。「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した経験を持つ出店店舗が多数参加するほか、高校生だけで運営していることで話題を集めたレストラン「まごの店」の商品を取り扱う出店店舗も参加する。

 2010年に文部科学省が発表した新高等学校学習指導要領において、2013年度から全国の商業高校において電子商取引授業が段階的に導入されることが決定。これに伴い、実践的な電子商取引を学ぶことができる「楽天IT学校」に対するニーズが高まり、全国の自治体や学校からの協力要請が増加している。

 楽天は、商業高校の生徒たちが電子商取引というビジネスモデルを学び、実践的な授業を通してビジネスに対する感性を磨くとともに、卒業後、起業したり家業を継いだりした際に成功を収めるための手段として電子商取引を活用することを期待しているという。

◆楽天IT学校 実施校
盛岡商業高校(岩手県・合同11校)、大河原商業高校(宮城県)、能代松陽高校(秋田県)、若松商業高校(福島県)、川越西高校(埼玉県)、新座総合技術高校(埼玉県)、第四商業高校(東京都)、新発田商業高校(新潟県)、高岡商業高校(富山県)、岐阜商業高校(岐阜県)、沼津商業高校(静岡県)、岡崎商業高校(愛知県)、南陽高校(愛知県)、松阪商業高校(三重県)、姫路商業高校(兵庫県)、兵庫商業高校(兵庫県)、尾道商業高校(広島県)、下関商業高校(山口県)、今治北高校(愛媛県)、鹿島実業高校(佐賀県)、大分商業高校(大分県)、延岡商業高校(宮崎県)、国分中央高校(鹿児島県)、名護商工高校(沖縄県)、具志川商業高校(沖縄県)
《水野こずえ》

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