2014年度の関西中学入試は、西大和学園中が女子の募集を開始、四天王寺が医志コースを新設するなどの変化があった。また、灘中は同校が公開している過去5年間の実質倍率でもっとも高い2.97倍となった。 灘中に92人、10年連続日本一の合格者を出しており、兵庫県、大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、愛知県、和歌山県、岡山県の2府、6県で中学進学教室を展開している浜学園より、2014年結果偏差値の提供を受け、男子・女子別に、偏差値55以上の上位校の学校名・偏差値（合格率80％）・入試型を、偏差値順にまとめた。共学校について（男子）もしくは（女子）と記してあるものは男女別の偏差値、何も記していないものは男女共通の偏差値となる。 男子の上位5校を見て行くと、灘中学校・灘高等学校（64）、洛南高等学校・附属中学校（併願・男子・64）、海陽中等教育学校（特別給費制・63）、開成中学・高等学校（関東・63）、東大寺学園中・高等学校（61）は偏差値に多少の変化はあるものの前年同様。 女子は、洛南高等学校・附属中学校（専願・女子・64）、神戸女学院中学部・高等学部（60）、西大和学園中学校・高等学校（県外入試・60）、白陵中学校・高等学校（後期・女子・60）、西大和学園中学校・高等学校（本校入試・59）と、今年度から女子の募集を開始した西大和が上位に入ってきた。また、新設された四天王寺中学校・高等学校英数（医志・58）もこれに続く結果となった。
