--大学生は、どのモデルを購入すればよいでしょうか。辰巳氏:大学に入ってから購入を考える場合は、卒業後のことも考えてビジネス用のSB1をお勧めします。高校生モデルを継続して利用する場合は、第2外国語や専門課程で必要となる辞書などを追加していく使い方もあります。理系、文系など学部・学科ごとに必要な辞書やコンテンツを追加していくことができます。 Brainには、「ブレーンライブラリー」というコンテンツをダウンロード販売しているサイトがあります。追加コンテンツはこの「ブレーンライブラリー」で購入できます。また、「ブレーンライブラリー」は昨年秋に「ガラパゴス」の電子書籍サービスと統合され、およそ6万点の電子書籍のダウンロードもできるようになっています。--最近では学校の授業でのタブレット利用が進められています。そうした中で電子辞書を利用するメリットはなんでしょうか。辰巳氏:電子辞書は管理されたコンテンツ、整理された情報が収録されているため、安心・安全・信頼性の面で特長があります。調べたり、学習したりする場合の基準や出典ソースとして信頼性の高い情報を提供します。そして、電子辞書には、このような辞書が複数収録されています。複数辞書の情報を比較したり組み合わせることで、より深い理解が得られると思います。Brainには2画面で2つの辞書を同時表示する機能もあります。 また、ネットに繋ぐ必要がないことも状況によっては便利ですし、バッテリーの駆動時間が長いのも特長です。Brainは稼働時間で50時間くらいバッテリーがもちます。時間、場所を選ばないという点ではタブレットやスマートフォン以上ではないでしょうか。 これからも、タブレットの機能を補完するものとして、電子辞書は使われていくものと思っています。--ありがとうございました。 イードは、2014年5月15日~5月23日、電子辞書を利用している中高生の保護者を対象に、電子辞書の「操作性」「画面の見やすさ」「携帯性」「耐久性」「検索機能」「閲覧性」「デザイン」「コストパフォーマンス」の満足度および「総合満足度」を、5段階でインターネット調査し、「イード・アワード2014 電子辞書」として2014年6月に発表した。シャープ「Brain」は「高校生・総合」「中学生・総合」で満足度No.1の最優秀賞のほか、「操作性」「画面の見やすさ」「携帯性」「耐久性」「検索機能」「閲覧性」「デザイン」の7つの部門賞も獲得した。