受験生の親、3割が年間教育費50万円以上…受験は2年前から準備

 受験生の保護者の4割が、入学後は2年生から次の受験の準備を考えていることが、総合マーケティング支援を行うネオマーケティングの「小6&中3受験生を持つ親の意識調査」からわかった。また、3割が年間の教育費は50万以上と回答した。

教育・受験 受験
子どもを進学させたい学校は決まっているか
  • 子どもを進学させたい学校は決まっているか
  • 子どもをにどんな教育方針を持っている学校を勧めたいか
  • 来春入学後、次の受験に向けていつ頃から受験勉強に専念させようと考えているか
  • 子どもについて現在どのような素質(特性)を感じているか
  • 子どもの教育費は年間どのくらいか(学校の学費は除く)
  • 学年・男女別の子どもの教育費は年間どのくらいか(学校の学費は除く)
 受験生の保護者の4割が、入学後は2年生から次の受験の準備を考えていることが、総合マーケティング支援を行うネオマーケティングの「小6&中3受験生を持つ親の意識調査」からわかった。また、3割が年間の教育費は50万以上と回答した。

 同調査は、同社が運営するアンケートサイトに登録しているモニターのうち、関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住の小学校6年生、中学校3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施したもの。調査期間は7月3日から7日、インターネット調査で600人の有効回答を得た。

 子どもを進学させたい学校は決まっているかを聞くと、もっとも多かったのが「複数校に絞って検討中」49.3%、次いで「1校に絞っている」19.0%となった。小学校6年生女子に限っては、「1校に絞っている」が3割以上だった。また、全体の57.3%が「生徒の総合的な思考力を養成する教育に力を入れている」学校を子どもに勧めたいと回答。入学後に関しては、41.8%が「2年生になってから(受験の2年前あたり)」次の受験に向けて、受験勉強に専念させたいと考えていた。

 子どもにどのような素質(特性)を感じているかという質問では、「社交性がある・友人が多い(31.0%)」、「理系学力が高い(30.2%)」が上位となっている。学年・男女別にみると、小学校6年生男子でもっとも多かったのは「理系学力が高い」、小学校6年生女子と中学校3年生女子は「文系学力が高い」、中学校3年生男子は「ゲームが得意」だった。

 学校の学費を除いた年間にかかる教育費に関しては、31.4%が「50万以上」と回答。次に多かった層が「5万以上10万円未満」13.9%で、二極化がみられた。学年・男女別に50万円以上の教育費をかけている割合をみると、小学校6年生男子では47.2%、小学校6年生女子では39.4%、中学校3年生男子では19.8%、中学校3年生女子では16.8%。中学受験は高校受験に比べて、力を入れている傾向にあった。
《黄金崎綾乃》

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