◆親が我が子に守らせたい“スマホルール” 松田氏は続けて「最近、こと中高校生の間でさまざまなネットがらみの事件やトラブルが問題となっている」ことに言及し、「小さいときから親がそばで一緒に考え、けじめをつけ、やがて自分自身で体や心を守れる“自律心”を育てることが重要」と説く。 乳幼児期は、身体の成長とともに心(情緒や思考力)の土台を育む大切な時期であり、「いまの時期にインターネットに触れさせるには、利活用と規律のバランスを取っていくことが大事です。バランスをとるためには家族全員でしっかりと話し合い、ルールを作り、守りましょう」と呼びかけた。 会場でも実際に21組の親子が“スマホルールづくり”を試みた。親子といっても、子からのルール提案はあまり見受けられず、親が我が子に守らせたいスマホルールでは、以下のようなものが多く上がった。・夜はなるべく使わない・利用時間を1日20分から30分にする・使ってもよいアプリは親子で一緒に決める・勝手にアプリをダウンロードしない・Yes NOの画面になったら、勝手に進まない・スマホを勝手に1人で使わない 最後に、松田氏は「子どもに、インターネットの正しい利用法や活動能力を身に着けさせるのは“親の愛”」とのメッセージを送り、今後も親子の対話を通じて、親子双方にとって望ましい使い方を模索してほしいと締めくくった。