全国中学入試センターは、10月5日開催の小学6年生を対象とした「全国公立中高一貫校対策テスト」の申込受付を行っている。実施場所は東京都と神奈川県の3会場。保護者会も同時開催する。 公立中高一貫校は、高等学校の授業料無償化などの影響もあり人気に拍車がかかっているという。学校が目指す目標により近い適性を持った入学者を選抜するため、学力考査ではなく「適性検査」を実施しているが、実際には学校準拠の内容から逸脱した難易度の高いものになっている傾向があるようだ。そのため同社では、公立中高一貫校を目指す受検生は1回でも多く対策テストを受けておくことが望ましいと考え、6月から11月にかけて年6回テストを開催。年間延べ7,000人以上の受検生を集めているという。 対策テストの問題は、論理・数学的知識や視覚・空間的知能、音楽・リズム知能、運動感覚知能、博学的知能、内省的知能、言語・語学知能などをベースに「4つの力」の回路を全開にして考え、表現するもの。テスト後は、各設問ごとに定めた「評価の視点」を基準に採点された成績表が返却され、志望校内順位を通じて現在の自分の位置を知る目安になるという。 今回の会場は、東京が東京成徳大学中学校と明治大学和泉キャンパス、神奈川が慶應義塾大学日吉キャンパスとなっている。時間は午前・午後の2回実施予定。また、保護者向けに「過去問について」をテーマとした保護者会を実施予定だという。申込みは電話、インターネット、日能研各校窓口で受け付けている。◆全国公立中高一貫校対策テスト実施日：10月5日（日）時間：午前の部9:15～11:00、午後の部13:45～15:30会場：東京成徳大学中学校（東京都北区）、明治大学・和泉キャンパス（東京都杉並区）、慶應義塾大学・日吉キャンパス（神奈川県横浜市港北区）内容：適性検査I・II（各45分）受検料：5,400円申込締切：電話 9月26日（金）、インターネット9月28日（日）、日能研各校窓口10月4日（土）
