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大学入試新テスト、平成32年度より実施…中教審が答申案

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大学入学者選抜改革の全体像(案)
  • 大学入学者選抜改革の全体像(案)
  • 学力評価のための新たなテスト(案)の概要
 中央教育審議会高大接続特別部会は10月24日、現行の大学入試センター試験を廃止し、思考力・判断力・表現力を中心に評価する新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を平成32年度より段階的に実施する答申(案)をまとめた。

 大学入試センター試験は、「知識・技能」を問う問題が中心となっており、「1点刻み」の客観性が重視されている。しかし今後は「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力」(「思考力・判断力・表現力」)を中心とした内容にしていくことが必要であるという。このため、現行の大学入試センター試験を廃止し、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を新たに実施することを求めた。

 「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」は、記述式の回答方式、PISA型の問題を想定した「合教科・科目型」「総合型」の問題を組み合わせた出題、年複数回の実施回数などとし、高校教育への影響を考慮しつつ、高校・大学関係者を含めて協議するという。

 具体的な評価方法は、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の成績に加え、小論文、面接、集団討論、プレゼンテーション、調査書、活動報告書、大学入学希望理由書や学修計画書、資格・検定試験などの成績、各種大会等での活動や顕彰の記録のほか、受験者のこれまでの努力を証明する資料などを活用することが考えられている。

 また、英語については、「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」4技能を測定する資格・検定試験の活用を促進すべきであるという案が示された。

 実施時期について、高校在学中に学習の到達度を把握する「高等学校基礎学力テスト(仮称)」は平成31年度より、大学入学希望者を対象とした「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」は平成32年度より段階的に実施する。なお、実施にあたっては、平成28年度中を目途に作問イメージを公表することとしている。
《工藤めぐみ》

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