ライオン、全国の小学校対象に出張実験授業を開始…ナノレベルで油汚れを分解

 ライオンは、ナノレベルで油汚れが分解される世界を実験を通じて発見する出張授業を全国で開催すると発表。1月15日には、東京都北区西ヶ原小学校の6年生33名を対象に「驚きの“ナノ洗い”実験教室」を行った。

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 ライオンは、ナノレベルで油汚れが分解される世界を実験を通じて発見する出張授業を全国で開催すると発表。1月15日には、東京都北区西ヶ原小学校の6年生33名を対象に「驚きの“ナノ洗い”実験教室」を行った。

 当日は、主夫芸人・家政アドバイザーの中村シュフ氏を特別講師に迎え、油汚れを水のように落とす「ナノ洗い」の実験を実施。食器洗いの重要性を伝えて児童の両親が普段どれだけ大変な家事をしているかの理解を深めるとともに、食器洗いに興味を持つ場を提供することが狙い。

 中村氏は、「たくさんの家事の中でもっとも嫌いな家事として挙げられているのが食器洗い」であることを児童らに紹介し、児童からも「面倒だからやりたくない」などの消極的な意見が出たという。中村氏は、具体的な例で食器洗いの大変さを伝えようと、食器洗いでたまる皿の厚さは小学校6年間でスカイツリーの高さ(634メートル)を超える、657メートルになることを紹介した。

 食器洗いの大変さを説明した後、児童らはライオンの台所用洗剤「Magica(マジカ)」を利用した実験と食器洗いに挑んだ。色をつけた油汚れを塗ったプラスチック板を、従来の台所用洗剤が入ったコップとマジカの入ったコップに入れる実験では、マジカの入ったコップで油が小さな粒に分解されていく「ナノ洗い」の効果を体験。その後、給食で利用した食器を使って、実際に「ナノ洗い」を体験した。

 ライオンは今後も、子どもたちの食器洗いに対する興味を喚起するため、全国で出張授業を開催する予定としており、今回の出張授業の様子は、YouTubeにて視聴できる。

 当日の授業に参加した小学生からは、「ナノという1ミリメートルよりももっと小さい単位まで分解できることがすごい」「今まで面倒だと思って いた食器洗いに興味を持った」「手伝いをしたいと思った」などのコメントが寄せられた。

《佐藤亜希》

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