神奈川県教育委員会は、3月26日(木)に開催される、県内の教員を対象とした「高校生によるSNS講座」の受講者を募集している。高校生自らが講師となり、体験談を踏まえて、教員に期待する「いまどきの情報モラル」を提案する。定員は60名。 同委員会は、SNSを日常的に利用している児童・生徒が、ネットいじめや犯罪に巻き込まれるなどのトラブルが多発している中、教員がSNSの仕組みなどが分からず、児童・生徒の実態を把握できていなかったことを振り返る。 そこで、問題解決のために昨年11月22日、県内の高校生24名を情報議会委員として委嘱、SNS講座の準備を開始。今回、同講座開催の運びとなった。 同講座では、高校生が自らのツイッターやLINEなどのSNSにおける感動体験やトラブルなどについて利用実態を紹介する講義をはじめとして、協議、実習などを通して、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)について、その利用上の問題点や望ましい利用法の理解を深めることを目的とするもの。また、教員が情報モラル指導に必要な知識と技能を身に付けることも必須の課題とされている。 受付は先着順で、定員は60名。SNS経験の有無を問わず受講することができる。専用の申込みフォームから3月20日(金)まで応募を受け付けている。 神奈川県ホームページの「教育・文化・スポーツ」ページでは、同講座の実施要項、シラバス、受講者募集チラシがダウンロードできる。◆神奈川県「高校生によるSNS講座」受講者募集日時:3月26日(木)13:30~16:30(受付13:00~)会場:神奈川県立総合教育センター善行庁舎 西棟2階 情報教育A研修室対象:県内公立・私立の高等学校・中等教育学校・中学校・小学校・特別支援学校の教職員定員:60名内容:講義「高校生のSNS利用実態Q&A」 協議・実習「事例検討・こんなときどうする?SNS利用」 講義「SNSに関する情報モラル指導の在り方について提案」講師:情報議会委員24名(県内高校生)応募方法:同県ホームページ、専用申込みフォームから。申込締切:3月20日(金)受講決定:先着受付順その他:名札持参、報道関係者の取材有り、来所は公共交通機関を利用など。