未就学児のおこづかい事情を調査、「あげていない」が8割以上

 クックパッドグループのキッズスターが、未就学児の子どもを持つ家族644世帯に「子どものおこづかい事情」についてアンケート調査を実施したところ、未就学児を持つ家庭の8割以上が「おこづかいをあげていない」ことが明らかとなった。

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「未就学児のおこづかい事情」アンケート結果1
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 クックパッドグループのキッズスターが、未就学児の子どもを持つ家族644世帯に「子どものおこづかい事情」についてアンケート調査を実施したところ、未就学児を持つ家庭の8割以上が「おこづかいをあげていない」ことが明らかとなった。

 同調査は、キッズスターが「未就学児のおこづかい事情」を調査テーマとし、2月6日~11日の期間、キッズスターユーザーのうち、全国の0~6歳の子どもをもつ家庭にアプリアンケート調査を実施したもの。644世帯(男の子220人、女の子424人)から有効回答を得た。

 その結果、未就学児に「子どもにおこづかいをあげていますか」の質問に、84%が「あげていない」と回答。「あげている」と回答した家庭は16%と少数に止まった。

 「あげていない派」の意見として、「定期的にではなく、必要な時に必要な分だけあげたいから」「まだお金がいくらとかわからないし計算などもできないから」「お金の使い方は小学生になってから一緒に考えたいから」「ご褒美シールや手作りお菓子でおこづかいの代用をしているため」などが挙げられた。

 一方、「あげている派」からは、「貯金箱に貯めさせている。すぐに使わず貯めていくことも教えたい」「お金がないと物が買えないということを教えたい」などの声が挙った。そのほか、「お金の計算の勉強」「お金の種類、そのお金でどんなものが買えるのか、なくなった場合は我慢することを少しずつ知ってもらうため」との意見もあった。

 「何歳からおこづかいをあげたいと思っていますか」という質問では、4割弱の36%が「小学校1年生」からと回答。お金の管理を自分でできるようになってからおこづかいをあげたいという思いから、小学校の入学を節目として考えている家庭が多いようだ。2位は「まだわからない」16%、3位は「小学校3年生」10%と続いた。

 「あげている派」に対して「どんな時におこづかいをあげますか」と質問したところ、「子どもがお手伝いをしたとき」が33%と最も多く、次に「定期的に」が19%、「お祭りやイベントがあるときにあげている」が14%となった。お手伝いのご褒美として与えている家庭が主流のようで、その背景には、「お金の大切さを知ってもらいたい」「算数の勉強」「自分で購入するという社会体験も必要」など、将来を見据えた社会勉強の一環と捉えている意見が目立った。

 気になるおこづかいの金額だが、「あげている派」の設定金額を聞くと、未就学児らしく「200円未満」が最多の26%。2位が「200円~400円未満」の10%と続く一方、3位には「1,000円以上」が9%でランクインしている。

 もらったおこづかいの使い道は、1位が「お菓子」2位が「おもちゃ」という結果に。なお、「おこづかいは誰からあげているか」という質問には、37%が「お母さん」と回答。お父さんがあげている家庭は11%だった。一番接する機会の多い、お母さんがおこづかいを渡すケースが多いことがわかった。
《小林瑞季》

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