上位校計については、1位がSAPIX(1,549人)で、2位が日能研(1,266人)、3位が四谷大塚(1,106人)、4位が早稲田アカデミー(826人)、5位が希学園(43人)となり、昨年からは2位と3位が入れ替わった。 全体の昨年からの増減は、日能研が+14、SAPIXが+61、四谷大塚が-328(ただし今年から合格数を非公表にした学校がある)、早稲田アカデミーが-118、希学園が+23。 表2は、表1のそれぞれの合格人数を各中学校の定員数で割り、中学校別・塾別の合格率として計算した結果である(合格者数が定員より多い中学校もあるため、100%を超える場合もある)。塾別に見てみると、SAPIXが全37校のうち24校で最高値を獲得。ついで日能研の8校、早稲田アカデミーの3校、四谷大塚の2校、と続く。SAPIXの最高値は、特に難関校において他塾を大きく引き離しているのが特徴的だ。 表3は、表2の37校を難関・上位別に、男子校・女子校・共学校でまとめた。男子難関校はすべて、SAPIXが最多であるが、上位校では、男子校と女子高がSAPIXで、共学校は四谷大塚が最多となっている。 表4は、在籍者数を公表しているSAPIX、早稲田アカデミー、希学園の3塾について、在籍者数に占める合格者比率を計算した。SAPIXは、4,909人のうちの58.4%が難関校に合格しており、上位校を合わせると90.0%になる。早稲田アカデミーは、約4,300人のうち難関校が24.9%、上位校を合わせると44.1%になる。また、希学園は、127人のうち難関校が70.1%、上位校を合わせると103.9%。SAPIXと早稲田アカデミーは、去年からわずかにポイントを下げたが、希学園は22.6ポイント上がっている。※1 中学校の選択について:難関校・上位校は比較のためにリセマムが独自にピックアップしたものであり、公式に定義されているものではありません。※2 中学校の定員について:2015年度の東京・神奈川・千葉の各自治体の発表資料、および中学校の募集要項を基に算出しています。また、発表されている帰国生の数を含みます。詳しい内訳および2016年度の募集人員等については、各中学校にお問い合わせください。※3 塾の合格実績について:それぞれのWebサイトから得た2015年3月5日現在の情報です。最新の情報については各塾にお問い合わせください。また、合格実績の定義は、塾生をどの範囲まで含めるか、また重複合格者をどうカウントするか等によって異なります。ここでは各塾が公表している数値をそのまま使用しています。