スーパープロフェッショナルハイスクール、H27年度は千葉工業など10校指定

 文部科学省は4月14日、平成27年度の「スーパープロフェッショナルハイスクール(SPH)」の新規指定校を発表。全国51校の応募の中から、千葉県立千葉工業高校など10校が採択された。指定期間は3年(最大5年)、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成する。

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SPHの平成27年度新規指定校
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 文部科学省は4月14日、平成27年度の「スーパープロフェッショナルハイスクール(SPH)」の新規指定校を発表。全国51校の応募の中から、千葉県立千葉工業高校など10校が採択された。指定期間は3年(最大5年)、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成する。

 平成26年度から実施されたスーパープロフェッショナルハイスクール(SPH)事業は、先進的な卓越した取組みを行う専門高校(専攻科含む)を指定して研究開発を行う事業。社会の変化や産業の動向などに対応した、高度な知識・技能を身につけ、社会の第一線で活躍できる専門的職業人の育成を目的としている。

 平成27年度は全国から51校(公立47校、私立4校)の応募があり、そのうち公立9校、私立1校を新規採択校として指定した。実施学科は農業・工業・商業・水産・家庭・看護・福祉の7学科にわたる。

 千葉県立千葉工業高校は、「モノづくりを通じて課題を解決する工学的センスとグローバルに活躍できる生徒を育てるプログラムの開発」が研究開発課題。効率的な学習カリキュラム編成と反転授業の実践から思考力・判断力・表現力を育成、「工業系高校人材育成コンソーシアム千葉」を活用したインターンシップなどを実施する。

 岐阜県立大垣桜高校は、「グローバルクリエーター育成プロジェクト」が研究開発課題。服飾デザイン科では、企業や国内外のファッション関連学校と連携した活動を通して、ビジネスリーダーやファッションリーダーを育成する。食物科では、健康的な「食」の企画・提案を行うなどの実践的な活動を通して、地域の食文化の発展に寄与するフードクリエーターを育成する。

 私立昭和学園高校は、「地域医療に貢献できる看護師の育成」が研究開発課題。5年一貫の看護教育を通して、看護師を目指す高校生が人間として成長できるよう支援するプログラム開発を行う。

 新規指定校10校の研究開発課題および概要は、文部科学省ホームページにて公開されている。

◆平成27年度スーパープロフェッショナルハイスクール
・山形県立加茂水産高校(水産)
・栃木県立宇都宮工業高校(工業)
・千葉県立千葉工業高校(工業)
・福井県立若狭東高校(農業)
・岐阜県立大垣桜高校(家庭)
・名古屋市立名古屋商業高校(商業)
・大阪市立淀商業高校(福祉)
・広島県立庄原実業高校(農業)
・徳島県立徳島商業高校(商業)
・学校法人岩尾昭和学園 昭和学園高校(看護)
《黄金崎綾乃》

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