母親の85%、小中学生時代の学力は「将来に影響する」

 オウチーノ総研は、「『子どもの学力』に関するアンケート調査」を実施した。その結果、85%の母親が「小学生・中学生のときの学力は子どもの将来に影響を与える」と考えていることがわかった。

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小学生・中学生のときの学力は、子どもの将来に影響を与えると思うか
  • 小学生・中学生のときの学力は、子どもの将来に影響を与えると思うか
  • 子どもの学力を気にするか
  • 子どもの勉強を自分で見たり教えたりするか
  • テストの成績や勉強態度・姿勢をみて叱ることはあるか
 オウチーノ総研は、「『子どもの学力』に関するアンケート調査」を実施した。その結果、85%の母親が「小学生・中学生のときの学力は子どもの将来に影響を与える」と考えていることがわかった。

 調査は6月18日~6月24日、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に住む子どもがいる35歳~49歳の女性695名を対象に、インターネットによるアンケート方式で行われた。

 「小学生・中学生のときの学力は子どもの将来に影響を与えると思うか」という質問で、85.0%の母親が「非常に影響を与える」もしくは「どちらかというと影響を与える」と回答。その理由として「基礎が大事だから」がもっとも多く、次に「進路、就職に関わるから」という回答が多かった。反対に、「どちらかというと影響はない」「まったく影響はない」と回答した15.0%のうち、もっとも多い理由は「勉強以外にも大切なことはあるから」、ついで「自分自身の体験から」だった。

 「子どもの学力を気にするか」を聞くと、小学生の66.4%の母親が「非常に気にする」「どちらかというと気にする」と回答。中学生の母親では79.1%が「非常に気にする」「どちらかというと気にする」と回答した。小学生の母親の場合は「授業についていけるか心配」という理由が多く、中学生の母親の場合は「受験、進学に関わるから」という理由がもっとも多かった。

 子どもの勉強を自分で見たり教えたりしている母親は、子どもが小学生の場合は75.6%、子どもが中学生の場合は33.8%だった。一方、「塾に通わせる」という母親は、子どもが小学生の場合23.7%だったが、子どもが中学生の場合は45.8%という結果だった。中学生の勉強は科目や内容量が増え、難易度も上がるため家庭で教えるには限界があるようだ。また、家庭で勉強を見たり教えたりする役割は、小学生・中学生ともに父親より母親のほうが多いようだ。

 「テストの成績や勉強態度・姿勢を見て、叱ることはあるか」という質問では、テストの成績について「頻繁に叱る」「時々叱る」と回答した母親は、子どもが小学生の場合20.6%、子どもが中学生の場合33.8%だった。一方、勉強態度・姿勢について「頻繁に叱る」「時々叱る」という母親は、子どもが小学生の場合46.0%、子どもが中学生の場合46.9%という結果だった。成績よりも、勉強態度・姿勢などの過程を重視する母親が多く、小さい頃から勉強への取組み方を教育している母親は約半数いることがわかった。
《外岡紘代》

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