高校生5割、予備校や塾は「講師陣の質」重視…自宅学習に不安

 東京個別指導学院が提供する個別指導サービス「CCDnet」は、高校生の子どもとその保護者に、子どもの夏休みと勉強方法に関する調査を行った。その結果、80%以上の回答者が勉強場所は「自宅」と回答しているが、勉強の仕方に不安を感じていることがわかった。

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  • どんな勉強方法が効果的だとおもいますか
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  • あなたが予備校や、塾を選定する際に重視する点をお答えください
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 東京個別指導学院が提供する個別指導サービス「CCDnet」は、高校生の子どもとその保護者に、子どもの夏休みと勉強方法に関する調査を行った。その結果、80%以上の回答者が勉強場所は「自宅」と回答しているが、「勉強の仕方が合っているか」を不安に思っていることがわかった。

 東京個別指導学院は、多くの教育産業が集中している大都市と、それ以外の地域との間に存在する「教育機会の地域間格差」の解消を目的とし、インターネットによる個別指導サービス「CCDnet」を展開している。カリキュラムは完全オーダーメイド対応で、講師陣のなかから受講者が自分にあった講師を選べることが特徴。

 今回行われた「夏休みと勉強方法に関する親子調査」は、高校生の子どもとその父親・母親合計400名を対象に、合計400名を対象に、6月26日から6月29日にかけてWebアンケート方式で実施された。

 インターネット個別指導塾CCDnetが実施した調査結果によると、子どもに対し保護者の64.8%は「規則正しい生活をしてほしい」と答えている一方、子どもの60%以上は「勉強を頑張る」と回答しており、「宿題や課題は忘れずに取り組む」「受験のための準備を整える」など、勉強に意欲的な姿勢であることがわかった。

 ついで、よく勉強をする場所について聞くと、親子ともに80%以上が「自宅」と回答。さらに、「学校以外の環境で勉強するにあたり、実際に不安な点はあるか」を問うと、保護者は「子どもの勉強の仕方があっているか」を気にしており、子どもも「勉強の仕方があっているのか不安」と回答した。

 多くの回答者が自宅学習に不安を感じていることを受け、CCDnetは自宅で家庭教師のようにオンライン上で個別指導を受けられることに関して質問を行った。効果的な勉強方法は何かを問う質問では、親子ともに「今までの学習内容のつまずきに合わせたカリキュラムを組んでもらえる」(保護者31.8%、子ども37.3%)がもっとも多い結果となった。

 さらに、予備校や塾を選定する際に重視している点は、保護者は1位「値段」76.0%、2位「講師陣の質」52.0%、3位「立地」40.5%、という結果だった。子どもの1位は「講師陣の質」50.3%、2位「値段」41.0%、3位「友人・知人などからの評価」38.5%だった。

 CCDnetは、この結果から「目指す目的に合わせ、そこに導くカリキュラムを組むことができる手法が、『オンライン上で個別指導の授業を受ける』という仕組みの中でもっとも重要な点」であると指摘し、自宅学習では「質のよい講師から指導を受けられるようなサービスがあればという意見の表れ」が読み取れると述べている。

《加藤ゆい》

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