栄光HDが上場廃止…増進会の完全子会社へ

 栄光ホールディングスは、増進会出版社が特別支配株主となったことから、9月11日をもって上場廃止となることを発表した。増進会出版社およびZEホールディングスの議決権割合は8月7日時点で96.18%となっている。

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 栄光ホールディングスは、増進会出版社が特別支配株主となったことから、9月11日をもって上場廃止となることを発表した。増進会出版社およびZEホールディングスの議決権割合は8月7日時点で96.18%となっている。

 増進会出版社の完全子会社であるZEホールディングスは、6月19日から栄光ホールディングスの普通株式に対する公開買付けを行った。その結果、増進会出版社およびZEホールディングスの議決権割合は8月7日時点で96.18%となり、増進会出版社は栄光ホールディングスの特別支配株主となった。

 増進会出版社は、最終的に栄光ホールディングスを完全子会社とする取引の一環として、会社法第179条第1項に基づき、栄光ホールディングスの株主(増進会出版社およびZEホールディングスを除く)に対し、保有する株式の全部を増進会出版社に売り渡すことを請求した。これを受けて栄光ホールディングスは8月11日開催の取締役会で株式の売渡請求を承認する旨の議決をした。

 この結果、栄光ホールディングスの株式は東京証券取引所の上場廃止基準に該当することになり、9月10日まで整理銘柄に指定された後、9月11日をもって上場廃止となる予定。売渡対価は普通株式1株につき1,550円。上場廃止後は東京証券取引所市場第二部で取引することができなくなる。
《工藤めぐみ》

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