【夏休み】映像を使った教育の試み、サイエンス映像研究会8/29

 サイエンス映像学会では科学リテラシーの向上・発展の一環として、科学番組の上映や最新の映像技術に関する解説と映像を使った教育の試みなどを発表する研究会を8月29日に開催する。

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サイエンス映像学会
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 サイエンス映像学会では科学リテラシーの向上・発展の一環として、科学番組の上映や最新の映像技術に関する解説と映像を使った教育の試みなどを発表する研究会を8月29日に開催する。

 研究会は法政大学市ヶ谷キャンパスにて行われ、招待講演、シンポジウム、映像上映会、一般公募による講演の内容が予定されている。

 招待講演は、50年前にテレビの教育番組として作られた映画「たのしい科学」の製作に携わった元岩波映画取締役の牧衷氏による「サイエンスと映像のあいだ」。会場で実際に「たのしい科学」の映像を見ながら科学を楽しみながら学ぶことについて語る。

 シンポジウムでは「映像はエネルギー問題をどう伝えてきたか?」をテーマに、NHKスペシャル「エネルギーの奔流」の制作者や温暖化問題などに詳しいパネリストが登壇し、科学映像がエネルギー問題をどのように伝えてきたのか、さらにこれから何ができるのかなどについて討論する。

 最新の映像技術を使って制作された科学番組を上映する映像上映会も予定されている。番組の制作者による解説では、今後の映像技術がどのように進化していくのかなどが語られるという。

 一般公募による講演では、公募によって選ばれた「自然の神秘」に迫る~サイエンスの面白さと美しさ~(同志社大学生命医科学部 吉岡里紗氏)、新座楽しい科学映画の会の5年―14分の哲学を伝えたくて(新座楽しい科学映画の会 山本美知氏)など全部で5本の講演が予定されている。

◆サイエンス映像学会研究会
開催日:8月29日(土)
時間:10:00~16:00
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎
内容:
・招待講演「サイエンスと映像のあいだ」
牧衷氏(元岩波映画取締役)
・シンポジウム「映像はエネルギー問題をどう伝えてきたか?」
登壇者:室山哲也(NHK解説委員)佐藤成美(サイエンスライター)ほか
コーディネーター:林勝彦会長
・映像上映会
・一般公募による講演
「『自然の神秘』に迫る~サイエンスの面白さと美しさ~」吉岡里紗(同志社大学生命医科学部)
「新座楽しい科学映画の会の5年―14分の哲学を伝えたくて」山本美知(新座楽しい科学映画の会)
「小学生を対象にした科学映画上映とものづくり『風に向かって走るヨット』」長島豊太(春日部市立緑小学校学校応援団)
「高等教育における視覚情報教材『全天トレイル』の開発」藤田良治(北海道大学高等教育推進機構)
「Natureが手がける科学コミュニケーション」藤田貢崇(法政大学)・鳥山大(サインポスト)
※事前登録ならびに参加費は不要
《富田量》

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