【中学受験2016】男子2/1校の人気動向…開成微増、麻布大幅減

 首都圏模試センターは8月28日、中学入試トピックスとして、小6第2回「統一合判」の志望状況から読み取れる、2016年入試の予想を公表した。男子難関校の志望状況は前年と比べ、開成が微増し、麻布と早稲田1が大幅に減少した。

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 首都圏模試センターは8月28日、中学入試トピックスとして、小6第2回「統一合判」の志望状況から読み取れる、男子2月1日AM入試校の人気動向を公表した。男子難関校の志望状況は前年と比べ、開成が微増し、麻布と早稲田1が大幅に減少した。

 7月5日に実施した小6第2回「統一合判」の志望校別度数分布表によると、男子難関校は、麻布が志望者数102人、第一志望39人、平均偏差値62.0。開成が志望者数150人、第一志望54人、平均偏差値64.9。駒場東邦が志望者数59人、第一志望20人、平均偏差値62.5。聖光学院1が志望者数65人、第一志望34人、平均偏差値64.7。筑波大駒場が志望者数44人、第一志望15人、平均偏差値64.7。武蔵が志望者数81人、第一志望28人、平均偏差値60.2。早稲田1が志望者数162人、第一志望60人、平均偏差値59.0となっている。

 男子難関校の志望者数の前年比は、開成が2名増(101%)と微増。一方、麻布は40名減(72%)、早稲田1は38名減(81%)と志望者の減少が目立っている。武蔵は2名減(98%)、駒場東邦は12名減(83%)、海城1は10名減(93%)と、志望者がわずかに減少した。

 また、2015年入試注目された三田国際学園をはじめ、いわゆる「21世紀型教育」を標榜する新たなタイプの私立中高一貫校が人気増加の傾向にあるという。志望者数と前年比は、三田国際学園1インターが43名、三田国際学園1本科が80名(68名増、667%)、かえつ有明2/1AM・思考が11名(新設)、かえつ有明2/1AM・2科が134名(40名増、143%)と大幅に志望者が増加している。

 度数分布表は、首都圏模試センターのホームページに掲載されており、男女別・学校(入試回)別の志望者数と平均偏差値の前年比較、志望者の成績分布を確認できる。
《工藤めぐみ》

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