◆入学したいという熱意を答案にぶつける--入試までのラストスパートに向け、アドバイスをお願いします。 これまで高校入試に向けて勉強を重ね、努力をしてきた生徒でしたら、その努力を継続し続けることが大切です。努力を維持するためには、体調管理にも気を付けてください。--入試当日のアドバイスもお願いします。 努力してきた、勉強してきた量に自信をもつことです。 そして、試験では「この高校に入学したい!」という熱意をもって取り組んでください。たとえわからない、解ききる時間がない問題があっても、最後まであきらめずにやり通すこと。答えまでたどり着かなくても、過程の記述に評価できる要素があれば点数をもらえる場合もあります。「ここまでわかった」ということをアピールする。そして「受かりたい」という気持ちを答案にぶつけてください。--受験生の保護者が本番までにやるべきこと、できることはなんでしょう。 生徒にもよりますが、SAPIX卒業生にアンケートを行ったところ、男子は「何も言わないで見守ってくれた」のがありがたいという意見が多かったですね。逆に、女子は「声掛けが心に響いた」「励まされた」という意見が目立ちました。 今は入試方式も多様化していますので、情報取集をする、入試関連の書類をとりまとめるといった実務面でサポートを行うのもよいでしょう。暴飲暴食にならないように食事の管理や、睡眠時間の確保など、勉強しやすい環境をつくってあげるのも保護者の大切な役割です。【次ページ】「首都圏であれば複数校の受験が可能」へ