英検、「2級」「4級」「5級」検定料を値上げ…平成28年度より

 日本英語検定協会は11月11日、平成28年度の第1回検定から実用英語技能検定(英検)の「2級」「4級」「5級」の検定料を改定すると発表した。「2級」は800円、「4級」と「5級」は500円の値上がりとなる。

教育・受験 中学生
平成28年度 第1回検定以降の各級の測定技能一覧
  • 平成28年度 第1回検定以降の各級の測定技能一覧
  • 平成28年度 第1回検定からの検定料
  • 日本英語検定協会
 日本英語検定協会は11月11日、平成28年度の第1回検定から実用英語技能検定(英検)の「2級」「4級」「5級」の検定料を改定すると発表した。「2級」は800円、「4級」と「5級」は500円の値上がりとなる。

 英検では、「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4技能化に向けて準備を進めており、平成28年度の第1回検定から「2級」にライティング、「4級」「5級」にスピーキングテストを導入する。

 これに伴い、検定料に見直しの必要性が生じ、受験者の負担を最小限にとどめるレベルで改定することを決めたという。

 検定料は、「2級」が5,000円から5,800円(準会場は4,600円から5,400円)へ800円の値上がり。「4級」は2,100円から2,600円(準会場は1,600円から2,100円)、「5級」は2,000円から2,500円(準会場は1,500円から2,000円)へ500円値上がりする。価格はいずれも税込み。

 なお、「2級」のライティングは記述式の自由英作文とする方針で、ライティングを導入している「1級」や「準1級」のノウハウを生かし、英検協会の審査基準を満たした採点者が各観点から採点するという。

 また、「4級」「5級」のスピーキングテストは、おもに中学校中級(中学校2年生)以下のレベルを想定。双方向のコミュニケーション能力を測るのではなく、平易な応答や意思表示などコミュニケーションの基礎を確認する程度にとどめる考えだという。
《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top