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お口にテープで集中力最大120%アップ…長岡技術科学大と共同研究

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唇に貼るX型マウステープ
  • 唇に貼るX型マウステープ
  • 集中力アップ率を表したグラフ
  • 右脳と左脳の集中力に関する脳波の状態
 長岡技術科学大学技術科学イノベーション専攻の中川匡弘教授とベンチャー企業BAの共同研究により、口に貼るタイプの新型マウステープが集中力アップに有効であることが検証された。特に効果の高い被験者では120%以上の集中力アップが見られたという。

 相模原市のベンチャー企業BAは、人が考える時に口に手を当てる動作をすることに着目し、触覚の感度が高い唇に貼るX型マウステープを開発。しかし、科学的な効果を捉えることが困難だったことから、長岡技術科学大学との共同研究により、人が感じる心の動き「リアルタイム感性」を数値で判定できる感性フラクタル解析による集中力に関する検証を実施した。

 実験は被験者10名を対象に実施。「記憶力」「計算力」「即応力」「論理力」について百マス計算などの設問を準備し、被験者が問題を解いている時間帯について脳波帯域2kHzでサンプリングした後、脳神経からフラクタル性のある信号を抽出することでリアルタイム感性解析を行った。

 それぞれテープ未装着とテープ装着の順番で比較テストを実施した結果、テープ装着の感触で被験者全員の脳波が活性化。相対比較率の総合で36%集中力が向上したほか、計算力タスクは83%向上、もっとも効果の高い被験者では120%以上の集中力アップが見られた。また、個人によって感性度の違いに幅があることも検証により明らかになったという。

 さらに、脳波の状態を画像で見たところ、記憶に関する設問を解く際は被験者の右脳が働き、テープ装着時にはさらに右上側を中心に集中力の高まりを示す赤色が強くなることが確認できた。一方、計算力に関する設問では左脳が働き、テープ装着時には左側の赤色の範囲がさらに濃くなることを確認。皮膚の触覚と右脳・左脳の集中力との関係をビジュアルで把握することにも成功した。

 今回の検証に使用したカオス・フラクタル解析を用いて、感性や感情をリアルタイムで数値化し動作させる電動車椅子やロボット制御などについても現在研究中だという。
《畑山望》

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