ベルマークもデジタル化、学校を指定してWebから支援

 ウェブベルマークサイトを経由してネットショッピングするだけで、東日本大震災で被災した東北地方の学校へ支援金を送る「ウェブベルマーク運動」が、新たに「学校指定機能」を導入した。

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  • 学校指定の検索画面(例:東京都世田谷区の小学校)
  • ウェブベルマーク支援の仕組み
 ウェブベルマークサイトを経由してネットショッピングするだけで、東日本大震災で被災した東北地方の学校へ支援金を送る「ウェブベルマーク運動」が、新たに「学校指定機能」を導入した。被災校と同時に全国約28,000校の中から指定した学校へ支援金を寄付できるようになった。

 ウェブベルマーク運動は、東日本大震災被災地などの復興支援を行うことを目的に、2013年9月よりウェブベルマーク協会が運営している活動。ウェブベルマークサイトを経由して楽天やヤフーなど15社38の協賛サイトでネットショッピングやサービスを利用すると、自己負担なしに購入金額の一定割合を支援金として被災校支援に充てられる新たな社会貢献活動だ。2015年度は、岩手、宮城、福島の小中学校計158校を支援対象としている。

 今回新たに導入した「学校指定機能」では、ネットショッピングで支援できる学校を東北の被災校から全国の学校に拡大。子どもが通う学校や卒業した母校など、ベルマーク運動に参加する全国の71%の小学校、62%の中学校など約28,000校の中から学校を選んで支援が可能となる。支援金は被災校と指定校に半分ずつ送られる仕組み。支援学校の指定はウェブベルマークサイトでマイページ登録することでできる。

 ウェブベルマークサイトでは、現在の支援金額や支援回数を掲載しているほか、被災校の活動状況なども載せている。震災発生から5年が経とうとしている今でも、復興は道半ばだという。ウェブベルマーク運動では支援金の活用法も被災校が自由に決められることを可能にしており、この運動を通じて震災の風化を防ぎ、より多くの人に震災を自分の問題としてとらえ運動に参加してもらいたいとしている。
《畑山望》

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